年末に小道具などを作った話。
*20190104写真追加
2017年に父が周りから勧められて69歳でコスプレデビューして、なんと2018年の冬は自分からやりたいと言い出した。ゴールデンカムイの土方歳三を見せて「そっくりですよ、やった方がいいですよ」と煽ったのは息子のおれなのだが。
結果として、多数の方々の協力を得て、12月31日にはコミケ95の会場でお披露目と相成った。
漫画内で土方が片手で操るウィンチェスターM1892は、モデルガンやエアガンでもおよそ3〜4キロはある。長時間の撮影には不向きであろうと提案し、1キロ以内の重さで済む小道具を造った。
漫画版では銀色だが、実は銀色というのを重厚に見せるのは至難の業で、アニメ版が黒鉄色であるのをいいことに「アニメ準拠です」とガンメタル仕上げ。むろん小道具らしく派手に汚しを入れている。
途中経過を遡っていく。これは細かい部分を塗装する前。
さらに前、ウレタンと塩ビパイプを太い針金とグルーガンで固定。
ここから前は写真を撮っていない。ただの塩ビパイプと黒いウレタンだからだ。現物写真と資料をもとにサイズ通りに切り出してうまく貼り付けていく。基本的には目分量でトライアンドエラーを恐れないこと、仕上げのイメージがあればだいたいうまくゆく。木目部など家具用の補修シールであるため、よく見ると実銃のような木目ではない。なぜなら時短のため、と、何よりも「多くの人がちょっと通りすがりに木だと思う見た目」の方が重要なのだ。
とはいえ、一日あればここまで作れることがわかった。よい収穫だ。ちなみに写真にはまったく映っていないのだが、乗馬ブーツの拍車も作ったのでよかったら見てほしい。
今年の夏はおれも鶴見中将をしっかり特殊メイクで再現して合わせようかな。
以上、造形する脚本家、2019年もバリバリ造っていきたい所存であります。
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