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今年もやっぱり「エスニック筍ごはん」【レシピ付き】 4月20日(木)

大量の筍を早く使いたい!

先週末に、末っ子がタケノコ堀りさせてもらった。
そのときの話はこちら↓

冷蔵庫では下処理済みの筍が出番を待っているが、なかなか作る時間がとれずにじりじりする。「これ以上保存するのはもう無理」とおもった日の朝、「今日を筍に捧げる」と決意する。
私の18番、「エスニック筍ごはん」を作って、配り歩くのだ。

1.5キロの筍

「エスニック筍ごはん」誕生秘話

高知の筍は味が強い….というかえぐみがある気がする。掘りたてで穂先の小さい上等でも、茹でてみるとやっぱりえぐみが残る。色々な方法を試してみたけどどやっぱり同じ。???と思うこと数年。どうやら高知の筍は「そういうもの」らしい。出汁と薄口醬油を使った上品な味付けの和風の炊き込みごはんにはちょっと向かない。

このパワフルな筍は、しっかり油を使い(油でえぐみを中和する)、味を強めに、香味野菜をたっぷりと。そんな理由で生まれたのが、「エスニック筍ごはん」。

「エスニック筍ごはん」
ナンプラーで味付け、仕上げにはコリアンダー&レモンでエスニックに

3年前のコロナのときのレシピリレーで紹介して好評。以来「毎年作っています」と言ってくださる方も。

買い物不要!「あるもので」つくる

たけのことナンプラーさえあれば、あとは「あるもので」。それがこの料理のよいところ。

筍を刻む
多めの油で水分を抜くようにして炒める

筍を炒めているあいだに、香り野菜を刻む。これは「あるもの」を「あるだけ」使う。

パセリの茎、庭のコリアンダー、ごぼうのはしっこ、赤玉ねぎ、いただきもののセロリ、使いかけの生姜とにんにく。
全部粗めのみじん切り!
えんえんと炒めます
味付けは、メインはナンプラー
酒、みりん、塩、醤油なども好みに合わせて
炊きあがったごはんに混ぜてできあがり!

作って、詰めて、配り歩く

筍1.5キロ、ごはん8合。出来上がったら容器に詰めて配る。

上には庭のコリアンダーをのせて
「食べるときにちぎってのせてください」

末の子を筍堀りに誘ってくれたご近所さん、掘らせてくれた地主の方。時々会いたいカフェ時代の常連さん。そして食べることが大好きな友人に。
作ったものを、受け取ってくれる人がいるということは幸せだと思う。

筍掘りも、大鍋で筍をゆでることも、たっぷり料理することも、それを配って歩くことも、どれもほんとうに好きだ、とつくづく思う。

【レシピ】エスニック筍ごはん

<材料>
たけのこ あるだけ
香味野菜 次のうちあるもの(生姜、にんにく、パセリ、コリアンダー、セロリ、玉葱、ねぎ)
炒め油 多めに。「揚げ焼き」のイメージで。途中足りないと感じたら足せばOK
調味料 ナンプラー そのほか、塩、醤油、酒、みりんなど好みで
仕上げ レモン、コリアンダー、黒胡椒、生の赤玉ねぎのみじん切りなど

<手順>
1.ゆでたけのこを2センチ角程度に切り、多めの油で中火で水分を抜くように炒める(その間に香味野菜を粗みじんにする)
2.途中香味野菜を加えてさらに炒める。
3.筍の全体量がもともとの7割くらいになったら、ナンプラーや他の調味料で味をつけてさらにしっかり炒める。味付けの目安は「ごはんにまぜたらちょうどいいかな」と感じるくらい。
4.炊き立てのご飯に混ぜてできあがり!


レモンを絞ったり、ちぎったコリアンダー、あらびき黒胡椒、タバスコなど好みで。
味が薄いようだったら食べるときに塩を振る。

今年の筍はもうおしまいかな…と思いながら、たけのこごはんを夕食に。コロナビールなんかあったら最高。ごはんはなにしろたっぷりあるので、明日もまだまだ食べられる。


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