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Happiness is real only when shared.

 昨日の朝7:00にPadstowの家を出発し、昼過ぎにAyer’s Rockへ降り立ちました。飛行機の中では吉野源三郎の『君たちはどう生きるか』を読みました。空港で事前に手配していたTOYOTAのカローラを借りることに成功。早々にUluruへ車を走らせ、その周囲を存分にドライブしました。そこから50km程度離れているKata Tjutaという同じく立派な岩山へも足を伸ばしました。

 このエリアは完全に砂漠地帯で、舗装されている道路を除いては、延々と赤く、乾燥しきった大地が広がっています。他の車も走っていなかったので、広大なoutbackを独り占めしました。GPSも意味をなさない一本道。こんな場所を時速100kmで走ったことなんて、もちろんこれまでの人生で一度もないものだから、とても不思議な気持ちになりました。

 この砂漠は、本当にシドニーや東京と同じ世界に存在しているのだろうか。時間は同様に動いているのだろうか。昨日までオンラインMTGで社長のお喋りに付き合っていた自分はどこにいったのだろうか。

 日の入り時のUluruを見ながら、思わず姉にテレビ電話をしました。さすがにコネクションが悪くて一瞬しか上手く映らなかったけれど、お姉ちゃんの声を聞くことができて嬉しかった。

 姉とは「また近いうちに姉妹旅に行きたいね」と、この3週間何度かLINEをしました。普段事務連絡しかしない父とも、めずらしくニュージーランドの星空について話をしたりなんかして、being away from home makes us closerといった感じです。旅で味わった感動をひとりでは抱えきれなくて、大切な人と分かち合いたくて、結局色んな人と連絡を取った気がします。

 今朝は真っ暗な道に車を走らせ、日の出とともにUluruを再度鑑賞してきました。空港に行くまでまだ少し時間があるので、ギャラリーやミュージアムを覗いてからmy sweet home, Padstowへ帰ります。今日の夜はこの3週間ですっかり仲良くなったシェアメイトの女性たちと、最後のディナーに出かける予定です。

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