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夏の養生と摂ったほうが良い食材

中医学では夏は春と秋に挟まれた季節で暦の上では夏至から秋分までのことをいいます。今年の夏至は6月21日になります。夏至は梅雨の季節になりますので梅雨の養生も合わせて夏の養生をとり入れて過ごすことが良いとされています。冬病夏治(とうびょうかち)という言葉があります。冬に悪化する病は夏の間に治しましょうという意味で冬に冷えがある人は夏の間にお灸したり、温かいものを摂るようにすると冬が快適に過ごせるようになります。自然界の陰が少なく、陽気が盛んなので冷えを治療しやすい季節になります。


1、夏の不調

夏の暑さは単純な熱だけでなく、高温多湿を特徴として湿熱を伴う不調が多いのです。湿疹、吹き出物、にきび、胃腸風邪、夏バテ、イライラ、多汗、体がダルイ、発熱、ほてり、動悸、不眠などのさまざまな不調が出ます。


2、夏に摂ったほうがよい食材とは?

潤して熱を冷ますような清熱食材・・・きゅうり、トマト、レンコン、スイカ、メロン、梅、豚肉など

熱を冷まして湿を取り除き解毒作用のある食材・・・苦瓜、冬瓜、セロリ、緑茶、ミント、豆腐、ハトムギ、そば、ナス、しじみ、あさりなど

気を補う食材・・・イモ類、きのこ類、豆類、白身魚など


3、注意すること

体の潤いが足りない人「甘酸味」をとると発汗による体液の消耗を補うのでおすすめです。はちみつレモン、梅ジュースなど。これからスーパーに梅が並びますね。また揚げ物、香辛料を控えましょう。

現代は夏が暑いといえ、家にいるとずっとエアコンにあたり、体が冷えていることがあります。そういった場合は麻婆豆腐などの豆板醤などを使って冷えを体の外に出すと良いとされています。


4、夏の過ごし方まとめ

暑さを解消するために清熱作用のある食材を摂ることが大事です。暑い夏で気を消耗しやすいので気を補う食べ物をとりましょう。胃腸も元気になります。また暑さでイライラしたり、不眠になりやすい人はこころを落ち着ける作用のある食べ物、なつめ、いわし、ベリー類、蓮の実、牡蠣などを摂取するのも良いです。日本の夏は高温多湿なのでご自身の体調と合わせて湿をとる食材も摂り入れましょう。夏至は梅雨真っ只中なので梅雨の養生と合わせて皆様が快適に過ごせるように願っております。

またペパーミントのお茶やアロマで気分を爽やかにするのもよいですね!


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