その小さな一歩が成長の始まりで。
☆写真はオスロのアストルップファーンリ現代美術館にて、友人との昔の写真
私は寝つきが悪いので、ベッドでずっとごろごろしている。寝る前にはフィンランド公共局YLEの夜のニュース番組をみてから、ムーミンの本をフィンランド語のオーディオで聞きながら読むのが習慣だ。
北欧諸国のニュースに毎日触れていてる情報過多のわたしの頭。世の中の動きとは全く別次元で起きているムーミン世界は、いい気晴らしになる。
昨夜はムーミン本を聞く前とニュースの間に、いつもとは違うことをしてみた。
アイスランド語の参考書を読みながらオーディオを聞いてみた。
スマホのアプリを使ってオーディオを聞けるので便利だ。
ちなみに語学勉強を始める時は、
語学勉強を始めるか迷う。とことん迷う。
どの教材にするか探す・迷う。
参考書を注文する。
参考書を読み始める。
オーディオCDをパソコンに入れる。
オーディオを聞くためのアプリをスマホに入れる(そのアプリの会員登録もする)。
まずは1ページ目を開く。
オンライン学習サイトや学習アプリを探す。
申し込むか迷う。
会員登録する。
支払う。
レッスンを予約する。
こんな小さなことが大きな敷居になっていたりする。精神的にも肉体的にも。
数クリックで進む作業なのに、だらだらと放置しがちだ。
そのままにしておくと、私のように本を注文してもずっと開かずに本棚にある、CDを聞かないまま(そしていつか失くす)、なんてことになる。
だからオーディオのアプリを使うためにアプリをダウンロードしたり、会員登録を済ませるだけでも、大きな一歩。
ひとつの作業をクリアするごとに、自分を褒めている。
言語勉強を開始する時は、意外とこういう小さい作業が重なる。それが自分の足を重くさせる。
特に言語学習アプリやレッスンが有料だった場合、利用するかを決めるという作業、申し込むという作業、素材をダウンロードするという作業などにエネルギーと時間はより使うことになる。だから申し込む・お金を払うなどの作業を終えるとほっとする。
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さて、昨夜は夕方にアプリで聞けるようにまで準備万端にし、最初の章をオーディオで聞き始めて昨夜は20分も消費していた。偉いぞ。
アイスランド語はノルウェー語・デンマーク語にどうも少し似ているので、単語は文字を目にすると意味の予想がつく。
しかし、音は不思議だ。なんか魔法の言葉や呪文みたいな変な記号もあるし。
Ð ð
Í í
Þ þ
なんだこれ。魔法使いの本みたい。
とりあえずは音を聞き慣れるようにしよう。
とにかくも着々と一歩ずつ前進してきているので、私の頭の中のアイスランド語の畑作りが始まった。
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