全ての単語を覚えようとする必要はない
☆勉強中のおやつ。クリームロール。
教科書やフラッシュカードに出てくる単語は、全てを同じくらい一生懸命に覚えようとしているわけではありません。
基本的には「ノルウェー語でこの単語を言えるか」などの3つを基準にして、自分が覚える必要があるかないかを判断します。
ノルウェー語でぱっと出てこない単語であれば、現地での暮らしでも仕事でも使う頻度は少ないということ。
そういう単語はもし登場することがあれば、その時に誰かに聞いたり、調べたりしてわかればいい。
例えば、語学学習サイトInnovativeのフラッシュカードで私が「覚えなくていい」と判断した単語の一部がこちら。
人生で10回以下の頻度で使うことはあるかもしれないけど、現時点でノルウェー語でもなんなのか分からない・ぱっと出てこない
カブトムシ、毛虫などの登場率が低い昆虫名
バッファロー、ウォンバッド、アリゲーターなど北欧ニュースや北欧での暮らしでまず登場しない動物名(猫、犬、リスとかは覚える)
釘、スクリュードライバー、チョーク、鉛筆削り器、マーカー、シャーペン、鉛筆、定規、クリップなどの道具名
恐竜の名前
総合格闘技
サクソフォーンなどの楽器名(ピアノ、ギターなどは語学学習で出てくる定番なので覚える)
英語と似ていて明らかに覚える必要がない、すぐに分かるので単語リストから抜いた言葉
アフリカ、エジプトなどの国名
カフェラテ、ピザ、ココアなどの飲食物
DVD、ポップミュージック
絶対に使わなさそう
FAX
トラベラーズチェック
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迷ったらリストから削除
「これ、覚える必要あるかなぁ?」とふと引っかかった言葉は、その瞬間にリストから「バイバイ」と抜いていきます。そうではないと、「あれって必要か?」と、ずっとどこかで気になっていることもあるので、フィンランド語の独学では「迷ったらリストから削除」を自分のルールとしました。
自分のライフスタイルによって必要な単語かは人によっても違うと思います。とはいえ今日新たに知った単語でも自分の生活で今後使うことがほとんどなさそうであれば、無理して覚えません。積極的に頭のメモリーから削除。その分、自分にとって必要な単語を優先していきます。
この判断をぱぱっと瞬時にできるかって、脳のエネルギー節約のためにも大事だと思う。
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