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オンライン学習でフィンランド語をどう勉強しているのか

☆オスロの夕日

私のメインの「教科書」は、語学勉強サイト Innovative Language.com です

34か国語あり、フィンランド語もあります。

たまたまYouTubeで無料公開されている動画が目に付いたのがきっかけでこのサイトを知りました。

フィンランド語


無料公開されている動画だけでも、かなりお勉強になります



スウェーデン語、デンマーク語もあります。英語とかももちろんある。



私は有料で勉強するのが好きなので、すぐに有料登録をしました。いろいろなオンラインサービスを使ってみたけど、これが一番自分に合っている。

有料サービスだとたくさんの勉強キットが揃っていて、実は私も全部はまだ使いこなしていません。

今、毎日しているのはこういう感じ。

レベルごとのオンラインレッスンを受ける

初級、中級などのレベルがあり、私は今は中級レベルのレベル3。

各レベルにあるオンライン授業のようなものをこなします。各章に約15分のすでに録音された授業形式のオーディオがあるのでまず聞く。復習のために後日も聞く。何度も聞く。

この15分の中にはフィンランド語での「メインの会話」というものがあり(買い物、空港、スーパーとかでの会話)、「その会話を聞いて・自分でも真似して・その音を録音して自分の発音を聞く」を何回もこなす。最低3回はする。

そして、その章の単語を学び、この単語を使用した例文もあるので、同じく最低2回は「聞いて・自分の声を録音して聞く」を繰り返す。

さらに、その章の文法と例文に目を通す。その文法を使って、「自分で例文を3つ作る・その例文をネイティブの先生にメールで提出する」。

そうするとネイティブの先生が添削してくれて、24時間以内にはお返事がきます。「その添削された3つの例文を自分で声に出してみて・また音を録音して・先生に録音した音をメールで送る」。

そうすると先生が音を聞いて、直したほうがいい発音とかのアドバイスをくれます。

たまにテストとかも受けます。どれだけ自分が理解していないかとかを確認するのに便利。

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フラッシュカードで単語を覚える

Innovativeにはフラッシュカードもあります。これは自分で作る必要なはくて、すでに作られていて、各レッスンごとに追加したい単語を自分でどんどん選んでいきます。私の今のフラッシュカードには約2000個以上の単語があります。

このフラッシュカードで単語を覚える時には、単語と例文の発音が音で再生されるので、自分でも声に出して真似します。

フラッシュカードのサービスは最初は使っていなくて、今月になって使い始めました。最近は毎日最低1時間はこれに費やしています。ゲーム感覚なので、あっという間に時間が過ぎる。

フラッシュカードの時だけは、のんびりモードで、別の音楽をBGMとしてかけています(日本語の歌詞は気になっちゃうので他の国の音楽とか自然音)。

街を歩いている時に聞く

交通機関や街を歩いている時には、Innovativeにある別の「3分ビデオ」や「カルチャー講座」など、ほかのオーディオや動画を見聞きしています。

毎週1回の課題

有料サービスだと週に1回「課題」がくるので、やりたい人はそれもできます。私も必ず利用。毎週何かのテーマについて簡単な質問があるので、それにフィランド語で答えて提出するだけ。提出した内容を録音して、それも先生に提出できるみたいだけど、私はまだこれはしていない。文字だけ提出。

勉強は有料でしたほうがいい

有料登録は2年間コースで約4万円だったのですが、ネイティブの先生が例文を添削してくれるサービスがありがたすぎて、これは安すぎると思う。私、ほとんど毎日メールしてるから毎日返事くるし。

ちなみに私はお金もらってこのサイトを宣伝しているわけではありませんよ。個人的に本当に良いサービスだなと。

私は無料で語学勉強しようともともと思っていなくて、有料のほうがちゃんと「払ったお金のもとをとろう」と一生懸命やろうとするし、有料のほうが無料サービスよりももちろんよい語学勉強体験ができる。

ネイティブの先生とメールできるのはすごく助かる

ネイティブの担当の先生とメールでちょくちょくやり取りできることがすごく良いなと思っています。

最近は自分のために「今日はオスロは雪が降っていて、マイナス1度です」とかの文章も冒頭につけて、間違っていると先生はこれも直してくれます。文法の質問にも答えてくれる。

自分が書いたノートの写真を撮って送ったり、話している自分の動画を送ることもできるみたいだけど、私はまだそのサービスは使っていないですね。

勉強方法の戦略・応援ビデオ

モチベーションがなくなった時どうするか、時間がない時どうするかとか、語学勉強に関するたくさんの戦略ビデオもあります。無料公開されているものが多いです。

私は自分の勉強方法に悩んだりすることはほぼないのですが、こういう動画は見ておいて損はないかと。応援ビデオは全部英語。

パソコンとスマホアプリを両方使う

基本的には自宅で仕事にも使っているデスクトップの前でサイトを開いて勉強しています。パソコン画面のほうが使えるサービスが多いし、画面が大きいほうが私は集中できる。

スマホアプリもあります。これは外出中にオーディオ、ベッドの中でごろごろしている時に使っています。

レッスンを紙に印刷する

私は紙も好きなので、各章はPDFでダウンロードできるので、それを印刷してファイルにまとめています。どんどんたまるから、今は教科書みたいになっている。紙は一部持ち歩いてカフェでの勉強に使うことも。ずっとスクリーンを見ていると目が疲れるので、紙を見て勉強する時間も好き。

添削してもらう例文の中身にこだわる

先生に提出する例文を3つ作る時は、自分に関係がある・これからも使える例文にするようにしています。

今後ジャーナリストとして仕事する時に「何日までにお返事をいただけたら嬉しいです」という一文があれば何度も再利用できる。

北欧ニュースをもっとカバーしたくてフィンランド語を勉強しているから、「~しなければいけない」という文法を学んでいる時なら、「マスクをしなければいけない」とかの内容で例文をつくる。

「私はコーヒーを飲んでいると幸せ」という一文は私がよく言うことだし、この文章自体に私の気持ちもときめくので、フィンランド語で言えるようにしておきたい。

そういう内容を「例文」として提出して先生にチェックしてもらいます。

「どうすれば自分に関係ある内容になるか?」を、文法以上にむんむんと考えて時間が過ぎていることもあります。

そうすれば、新しい文法や単語をアウトプットできただけでなく、その例文を今後も使える。

添削された例文は、その後は音を録音してまた提出するから、話す練習にもなる。「録音して誰かに提出する」行為自体が緊張する体験でもあるので、その例文自体も自分に関係があれば、自分の脳に染み付きやすくなります。

そのサイト(教材)を全体的に理解・把握することって大事

このInnovative、サイト内に他にもいろいろな教材がどっさりあって、私もまだ全部を把握できていないんです。あまりに一気にやろうとすると疲れちゃうから、のんびりと全体を少しずつ知りながら、うまく活用していこうと思う。

インターネットを使って語学勉強するのはフィンランド語が初めてなのですが、ネット教材やアプリって「提供されているサービスを全体的にちゃんと把握できているか・自分に適した方法で利用できているか」で、得られるものが大きく変わるなという発見がありました。この部分、甘く見ていたかも。道具のことはちゃんと理解しよう。


フィンランド語を勉強できるオンライン語学サイトってそんなにないので、Innovativeには本当に助かっています。

今はこういう使い方をしているけど、1か月後には違った使い方をしているんじゃないかな。私は勉強方法をほぼ毎日なにかしら変えてアップデートして実験しているので。

試行錯誤と実験、楽しい。


☆語学ができたおかげで出版できた本











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