見出し画像

不安・パニック症治癒には扁桃体がポイントとなる

こんばんは。かのはです。
お盆休みも終わり、日常に戻られているでしょうか?
関西地方は、立秋を迎えたあたりから、ほんの少しずつ暑さがましになっているようにも感じます。

パニック障害による発作は、脳にある扁桃体が起こしていると聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
扁桃体が異常に不安を感じ、過活動になってしまっていると。これを「脳の誤作動」と言う方もいるのですが、ちょっと誤作動というワードには個人的に疑問を感じます。パニック障害の場合、脳はそんな「誤り」を起こしたりおかしくなったりしている訳ではありません。ただ、扁桃体が過敏になりすぎてしまっているのです。脳は悪者でもバカでもないので、脳の力を信じてあげましょう。

扁桃体は脳の中の左右にある小さな器官で、アーモンドのような形をしていることから扁桃体と名付けられたそうです。
なので、不安な時や脳が疲れたなと感じた時、扁桃体を意識して、両耳の上あたりを手のひらでゆっくり優しくマッサージすると、ものすごくリラックスして落ち着いたりします。気休めかもしれませんが、私にはかなり効果がありましたのでぜひ試してみてくださいね。

扁桃体が過敏なタイプになるかどうかは、幼少期に決まるそうです。あなたはどのような幼少期を過ごされましたか。親に厳しくしつけられて常に緊張していた、いつも怒られていた、小学校の先生が怖かった…などという子どもは、当然過敏になるでしょう。もっとひどい例だと、虐待、毒親などがあります。小さな子どもには、大人からの言動は避けられないことですよね。
そう、子どもだったから、親も学校の先生も「絶対」だった。逃げる場所なんてなかった。「だから自分も過敏になってしまったのか…」 と気を落とさないでほしいです。それは変えようのなかったことなのですから。
ただ、原因を知ることができれば良いと思っています。
原因の深堀りまではあまりしすぎない方がいいでしょう。そのような時間を使うより、これからの自分が幸せになるための努力に時間を使ってほしいから。

私も原因がありました。結構大きなことでした。でも、幼少期に扁桃体の過敏さが決まる、そしてそれはあれが原因だな、と分かって良かったのです。そして、親と話し合い、解消することができました。私の長年のモヤモヤを昇華させることができたというのでしょうか。
でも「うちの親は話し合いなんてできる親じゃない」というパターンもとても多いです。できなくてもいいんです。大切なのは、今とこれからですから。あなたはあなた自身で自分を救うことが必ずできます。

今日から、扁桃体にやさしく生きることを意識しましょう。神経にさわるような過激なものを見たり聞いたり、残酷なニュースを頭に入れたりするのをやめたりすることです。そして自分を責めたり、厳しい言葉を投げかけたりしないようにしてくださいね。ストレスになることは、小さなことからでも少しずつやめていきましょう。
やさしくすればするほど、扁桃体は癒されて、異常な活動を抑えるようになっていくでしょう。自分が変われば、必ず変わります。そうすると、不安にさいなまれたり、パニック発作に苦しんだりすることもやがてなくなっていくでしょう。扁桃体を抑制するには、マインドフルネスもとても効果的です。マインドフルネス瞑想を続けることで、扁桃体が小さくなり、冷静な判断を下す前頭前野の血流は良くなって皮質が厚くなることが立証されています。

扁桃体は可愛らしい子ども時代の自分のような存在です。今日からやさしくすることを意識して過ごしていってくださいね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?