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【手頃な市場リサーチ】 その分野が持っている『相場』を把握する

こんにちは。演劇・エンタメ分野をビジネス視点で語るAsakawaです。

さて、演劇やエンタメといった分野は憧れる人はそれなりにいるものの、厳しい世界だからやめておけという声も聞かれる、言われる分野ではあります。

でも、挑戦する前から諦めるなんてどうしても納得できないなどの理由で目指す人はやはりそれなりに毎年いるわけですが、それでも自分は本当にこの世界で通用するのだろうか?という一抹な不安は抱えていることだろうと思います。

そこで手頃なその指標を測る手段として市場リサーチ、と言うとちょっと難しそうと思われるかもしれませんが、その分野が持っている『相場』というのがあるのは間違いないので、それを探ってみるのは一つ手だと思います。

ある俳優の知り合いがこう言いました。

〇〇さんみたいな見た目の人でも起用されている作品はあるから、自分は〇〇さんみたいなポジションを目指してみようかな』と。

その知り合いは美男美女がひしめき合う俳優の世界ではちょっと見た目には自信がない人でした。

でもだからと言って見た目が冴えない、いじられキャラのような見た目の人でも活躍している例はあるから、自分はそこを目指してみようと言ったわけです。

この感覚、今になって振り返ってみるとけっこう大事な感覚だと思ったんですよね。

要は自分が持っている個性やキャラクター、見た目に似ている人がその目指している分野には既にいるのか?を調べてみて、該当するような人物がいるのならそこを目指してみる価値はあるということです。

これ、勘違いしないでほしいのは決してその人の真似をしろ、と言っているわけではありません。

演劇・俳優の世界では〇〇さんのようなキャラクター、見た目の人がその人なりの居場所を確保してこの世界で活躍している、この事実を押さえていてほしいというだけの話です。

既に受け入れられている事実があるだけで、意外とそれに似た性質を持った人はすんなりと同じく受け入れられるものだということです。

こういう世界だと自分にしか持っていない個性、オリジナリティを追求してしまいがちですが、いきなり新人や無名の段階でそれを全面に押し出してしまうと例え本当に唯一無二の存在であっても最初は受け入れられないものなんですね。

口ではあなただけにしか持っていない個性をお待ちしていますと言っても実際、問題こんなキャラクターが起用されている例は見たことがないとなると使い所に困り、良さが理解されるまで時間がかかることはよくあることです。

そこで最初はその市場をリサーチしてみて、既に受け入れられているものは何なのか?を把握するのはどんな分野でも大事だということです。

やはりいくらジャンルは『〇〇(自分の名前)』とカテゴライズされることを目指しても、いきなりジャンルが明確に特定できないものというのはどうおすすめして良いのか戸惑います。

それよりも一定数のファンがいる分野に指定して、その層に訴えた方が売り上げは見込めるので、営業する側としてはやり易いと言うわけですね。

そもそも、自分の個性というのは意識しなくても勝手に滲み出てくるものなので、いくら既存の型を参考にしてもあんまり心配することはないというのが個人的な意見でもあります。

ビジネスを始める時に参入しようとしている分野のリサーチというのは必須とも言えます。その分野で取引されている価格帯、どれが成功して、どれが失敗しているのか、それを調べずに挑戦するというのはやはり無謀と言っていいかと。

ということで、演劇の俳優・声優分野の場合は自分と似たような見た目(体型・背丈も同じくらい)、キャラクターの方で活躍している人はいるのか?を調べてみるのは良いんじゃないでしょうか?

少し厳しいことを言うと演技力など技術的なことはある程度の訓練や経験を積めば誰だって上達していくものですが、見た目というのは整形でもしない限り、身長はどんなに努力しても変えようがありません。

生まれ持っているキャラクター、言い換えるなるなら人間性、性格もいくら変えてほしくてこうなってほしいと教えても根本的に変えることは不可能と言って良い次元です。

このように教えても、努力しても変えることはできないもので光るものを持っている人がこの世界では最大のアドバンテージになるわけです。

では今回は以上になります。ありがとうございました。






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