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自転車旅:中東

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#サウジアラビア

サイクリング・サウジアラビア、施しの文化が根づく砂漠の民と国家の生き残り戦略

サイクリング・サウジアラビア、施しの文化が根づく砂漠の民と国家の生き残り戦略

国そのものがイスラムの総本山ともいえる厳格さで知られるアラブの筆頭国、サウジアラビア。
脱石油依存の一環で2019年9月に外国人観光客への門戸を開放、しかしその後まもなくしてパンデミック到来により閉鎖。
現在は問題なく入国できるが、陸路でガッツリとこの国を旅した人はまだ少数と思われ、情報も乏しい。

ビザ代は高額(2万円弱)だが、完全オンラインのe-Visaで、いたってシンプル。
国境係員は、僕が

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アラビア半島内陸走行、聖地メディナからパトカーにつきまとわれる日々

アラビア半島内陸走行、聖地メディナからパトカーにつきまとわれる日々

内陸へ。

テント生活するイエメン人に招かれた。
サウジアラビアは、イエメン人労働者も多い。

ランチをごちそうに。
パサパサの米を手で器用にすくって食べる。

イエメンはサウジアラビアの隣国で同じアラブ文化圏だが、人はまったく違う感触。
行ってみたい国だが、長期にわたる内戦のため難しい。

もっと食えもっと飲めと、惜しみなく差し出してくる風習は共通。

ここで養蜂をしているようで、ハチミツをいた

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アラビア半島を横切ってペルシャ湾へ、砂漠気候で生き抜く人々の独自の生き様

アラビア半島を横切ってペルシャ湾へ、砂漠気候で生き抜く人々の独自の生き様

標高600m、首都リヤド。

極度の車社会。
キチガイじみたクラクションが鳴りやまない。
ガソリン安いだろうし、夏は死ぬほど暑いだろうし、車以外の移動手段は根付かない。
首都中心部には自転車レーンがあったり電動キックボードのシェアライドもあるようだが、ほぼ利用されていない。
歩道は路駐車で遮られ、ジャマでしょうがないが、歩く人さえあまりいない。
渋滞問題やCO2問題で非難されようが、車離れが起きそ

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