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24.クリエイターだけじゃない「うつ病リタイアコース」

うつ病*リタイアコース

*一般的には鬱はひらがなで書くので、ここでは『うつ病』で統一させてくださいね。

クリエイターだけじゃなく、また「うつ病」だけでもないですが、本当にこれはよくあるんですよね…

推しの子48話より

「いや、もう死にたいですねー」というのはもちろん、文字通り死にたいのではなくて、この止まれない・休めないのをどうにかしてほしいけど、どうにもならないから「死にたい」になるんですよね。

それを「うつ病」と呼ぶのか、はたまた身体にきて別の病名がつくのか、自律神経失調症と呼ばれるのか、それは人によって違いますが、書き出したら自分の納得のいくところまでは終わらさないと止められない。

週刊連載とか、吉祥寺先生の発言にもあるように本当に「人間のやる仕事じゃない」だろうな、と思います…これはもちろんディスってるのではなくて、尊敬の意味でほんとうにすごいお仕事だなって思います(読者からすると毎週読めるのは嬉しすぎるし、休載は悲しいけどたまには先生ゆっくり休んで〜って思います)。

常に気が張っている状態

アビ子先生のレベル(重い期待の中毎週やってる)までいかなくても辛いのに、多くの人からの期待の中、毎週連載して描いていくなんて想像を絶しますね。少しでも気を抜いたら終わる…と思って、自律神経は交感神経優位(神経がピリピリして興奮状態)になりやすそうです。

私は書籍(テキスト)は書いていますが、漫画やイラストは描けないですし、カウンセリング・心理療法、経営や事業の企画はしていますが、漫画等創作物の原作は書いたことがありません。それでもなんだか、こういった部分(責任・期待・気が抜けない)に関しては似ているところを感じます。

漫画家さんは、原作・作画の両方をひとりで行う方もたくさんいらっしゃいますが、本当にプロットからネーム、下描き、ペン入れ、ベタ・トーン貼りまでの全部を、限られた一週間の中でされていると考えると、とんでもないことのように思います(それがたとえアシスタントさんもおられても)。

推しの子48話より

「バランスいい成功」と「重圧の上に成り立つ成功」

他人から見て羨ましいと思われるレベルになっても、そこには責任の重圧があって、どんな状態が一番幸せっていえるんだろうなって思いました。もちろんそれも人によって違うのでしょうが、「バランスよく成功する」って、「一般的に成功してると見られる状態(でも責任の重圧が常にかかっている終わりがない状態)」よりずっと難しいと思いました。
(ピエよんはバカンス楽しんでいるから、あんな感じがいいのかな)

推しの子48話より

「なんだかんだ間に合ってしまう」っていうのが、何ヶ月も何年も続くと、どこかで決壊してしまうので、クリエイター、アーティストの方々、くれぐれもどこかで休んで、心身の調子を整えてくださいね。

と言っても自分で調整するのは難しいので、第三者として私たち(心理師)なども使ってみてもらえると。本当は、作家のメンタルケアまで編集者の仕事じゃないんですけどね。

推しの子48話より


自分もカウンセラーとして、著者として、そして経営者として無理する時もあり人のことを言えませんが…

時には無理をしなきゃいけない時もあるんですよ!

という言葉を言いたくなりますが、そういってると無理をする時がどんどん増えていくんですよね。バランスをとる、休むという習慣形成は意識しないと難しいようです。ということで、お互い(みなさん)常にバランスに気をつけましょう!


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