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自分の気持ちを素直に言える。自分にとっても大切な人にとっても、そんな存在でありたい。

昨日の夜、次男は夫と将棋をしていて、
長男は別室で一人でサッカーの試合を見ていた。

私は将棋にもサッカーにも興味が全くないので
ノータッチを決め込んでいた。

けれど、少し長男の様子が気になって、
聞いてみた。

「一人で大丈夫?私も一緒に試合見ようか?」

長男は少し考えて、
「ううん、大丈夫。一人でも寂しくない。」

と言った。

だけどそう言った長男の顔は、
何かをがまんしているように見えた。

小さい人は、大人が思っているよりも、
ずっとずっといろんなことを見ていて考えている。

だから、サッカーには興味がなかったけれど
長男を一人にしたくないなぁ、
一緒にいたいなぁと思ったので、
「たまにはサッカー見てみようかな」と言って
私も長男と一緒に試合を見ることにした。

そうしたら、急に、長男が立ち上がり、
「お風呂に入ってさっぱりしてから見る!」
と言って、お風呂に直行した。

どうした?急に。と思っていたのだけれど
シャワーを浴びて速攻で戻ってきた長男は
満面の笑みを浮かべて…

私にぴったりくっついてきた。

シャンプーのいい匂いがした。


一人で見るの、つまんないよ、寂しいよ、
ママ一緒に見てよ、って言いたかったけど
我慢したのかもしれないな、とこの時思った。

(私がサッカーに全く興味がないことを知っているから)


久しぶりに見たサッカーは、以外と面白かった。
これには別の理由も少しあるけれど、
それはまた別の話。


応援しているチームが勝って、
ふたりで喜んで、ハイタッチをした。


寝る前に、長男が私の寝室に来て
ぎゅーっと抱きついてきて、
とても満たされた。


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あ、これ言うと困らせるかな、怒られるかな、
って、大人でもそう考えて、言わなかったり
逆のこと言ったりしてしまう時がある。

子どもなら、なおさらそうかもしれない。

だけど、なにを言っても受け止めてくれる、
そんな存在がいれば、
それほど安心なことはないかもしれない。

まずは、自分に正直に。
自分の感情を受け止める。
あぁ、いま私はこういう感情を抱いたんだ。って
素直に認める。感じきる。
こんなこと感じちゃダメだとかって、
ブレーキかけたり、否定はしないで。
自分の中の小さい人を包み込むイメージ。

そうやって自分の感情を大事にできたら
大切な人の感情もきっと大事にできる気がする。

そうして、私は私の大切な人と
素直に感情を伝えあえる、
そんな存在でありたい、

そんなことを思った夜だった。

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