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全国主要書店で開催中!朝日文庫「グランドフェア」ラインナップを紹介します

 5月中旬より順次、全国の主要書店にて朝日文庫の「グランドフェア」が開催されます。文芸書だけでなく朝日文庫のロングセラー全8作の、それぞれの魅力について紹介します。「自分を疑う、常識を疑う。選りすぐりの、知性とエンタメ」とあるピンク色の共通帯がフェアの目印です。店頭でぜひお手に取ってみてください。紹介は著者名の50音順です。

この帯が目印です!

安藤 俊介『アンガーマネジメント入門』

 仕事で家庭で、日々、イライラ、ムカムカに悩まされている人必読! 怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニング「アンガーマネジメント」を、わかりやすく、実践しやすいよう解説した入門書。日本にアンガーマネジメントを普及させた安藤俊介氏(一般社団法人日本アンガーマネジメント協会 代表理事)による、最新17刷のロングセラー文庫。

伊藤比呂美『読み解き「般若心経」』

 死にゆく母、残される父の孤独、看取る娘の苦悩。苦しみにみちた日々の生活から、向かい合うお経。般若心経、白骨、観音経、法句経、地蔵和讃。詩人の技を尽くしていきいきとわかりやすく柔らかい現代語に訳していく。単行本ロングセラー、待望の文庫化。

上野千鶴子『おひとりさまの最期』

 著者も古希をむかえた。ぽっくり死ぬのは万人の悲願だが、そうはいかない。老人になり、不自由な身体を抱えながら、どのように最期まで暮らすのか。病院なのか、多様化する老人施設なのか、それとも自宅なのかーー。同世代のおひとりさまの友人の死を経験した社会学者が、「いよいよ次は自分の番だ」という当事者感覚をもとに、医師・看護師・ケアマネージャーなど医療と介護の垣根をこえて現場を歩き、その収穫を大公開する。

桐野夏生『路上のX』

 一家離散によって幸せな生活を失った女子高生の真由。義父の虐待から逃れ、街で身を売るリオナ。二人は運命的に出会い、共に生きる決意をする。ネグレクト、DV、レイプ。最悪の暴力と格闘する少女たちの連帯と肉声を物語に結実させた傑作。

葉室麟『風のかたみ』

 上意討ちにあった、豊後安見藩一門衆筆頭の佐野了禅。女医師である伊都子は目付方の密命を受け、佐野家の女人たちが暮らす白鷺屋敷に送り込まれた。しかし、そこでは不審な死を遂げる者が相次いで……。すさまじき女の執念に、切なさがこみ上げる時代小説。冲方丁氏の解説も必読!

中村文則『その先の道に消える』

 アパートの一室で発見された"緊縛師"の死体。重要参考人として、刑事・富樫が惹かれていた桐田麻衣子の名が挙がる。犯人は誰か。事件の背後にあるものとは。『スタア』など三島作品を手掛ける訳者サム・ベットによる米国版の刊行も決定。世界が注目する中村文学の到達点! 10万部突破。

道尾秀介『風神の手』

 読み進めるごとに反転する出来事の〈意味〉。その鍵を握るのは、一体誰なのか。
 遺影専門の写真館「鏡影館」。その街を舞台に、男子小学生から死を目前に控えた老女まで、様々な人物たちの人生が交差していく――。
 数十年にわたる歳月をミステリーに結晶化する、技巧と世界観。朝日新聞連載の「口笛鳥」を含む、道尾秀介にしか描けない、その集大成といえる傑作長編小説。
 2021年、朝日文庫で一番売れた本!!

群ようこ『かるい生活』

 漢方やリンパマッサージで体を軽くし、また着物や本、服などいらないものを一挙に手放し、余計な人間関係・しがらみも捨てる──。還暦を過ぎて様々な変化を経験し、たどり着いた境地とは。心身共に健康的になっていく日々をつづる。累計28万部超、圧倒的支持を得る爽快エッセイ!


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