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辞めることは難しい?【毎日note】#132

これはnoteの毎日投稿を続けるか考えていて気が付いたのだけど、「続けてきたことを辞めるのは難しい」という人が世の中にはいるらしい(皮肉とかでは決してありません、純粋な驚きです)。

私はほんっとうに何事もコツコツと続けるということが苦手なので、続いていることがあるとしたら、それは惰性で続けているのではなく、ふんばって続けている。毎日、続けていることを忘れないように、意識して、続けている。それがすいすいできるときはいいけど、苦しさを伴うことも多い。

もちろん「辞める」内容にもよるだろう。大学を辞める、仕事を辞める、人間関係を絶つ、などなら躊躇もうなずける。けれど、無料noteのような、やめたところで収入が減るわけでも、世の中の期待を裏切るわけでもない(もちろんいつも気にかけて読みに来てくれる方に残念な思いはさせるけれど)、つまり誰も心底困ったりはしないようなものを辞めることが難しい、という考えは私には驚きだった。

「辞める」ことは私にとって簡単なことだった。ただ、明日心ゆくまで眠ればよい(休みだけど)。いつもnoteを開いていた時間を、アマプラを見たり、飲みに行ったりすればよい(ふだん映画を見たり飲みに行ったりしてないわけではない)。一日、noteを開かなければ、それで毎日投稿は終わりだ。

そうしたらもう毎日noteに追われることはない。眠い目をこすって書いてまた起きたら書く、なんてしなくてよい。すっかりラクになる。でも、続けられなかった自分に対する劣等感も同時に生まれるだろう。「続けることが美徳」が日本人には染みついているよね。

毎日noteを辞めることを躊躇わせるものがあるとしたら、それは、これまで続けてきた記録が途絶える、ということだ。毎日投稿の記録を途切れさせないためには、毎日投稿するしかない。やめたら。ブツッ。そこで終わりだ。もう「連続」の記録は取り戻せない。

辞めることは難しい? 確かにそうだ。自分の記録を自分で終わらせる。何事も続かなかった自分が、唯一コツコツと続けられてきたことを、やっぱり終わらせてしまうのか。それはどうしても簡単には決めきれない。まだ。

だけどいちばん重要なことは、書きたいことを、楽しみながら書けることだ。次にKindle本を出すタイミングが来た時、振り返って「何書いてきたんだろう」とは思いたくない。




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