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「無」と興味の薄れたスマホの往復

私は大抵午前中に活動する。
朝早く目が覚めて、色々やって、昼ご飯を食べる。
すると、思い出したかのように疲れやだるさを感じる。
気分も落ち込んでくる。
脳の回転速度が落ちる。

じゃあちょっと休もうとソファーにもたれかかったり、ベッドで横になったりする。
すぐ眠れたらいいのだが、そう簡単に事は運ばない。
眠るまでの時間が、怖い。

眠る前というのは、何もしてない状態で眠気を待つのがたぶん一番いいのだろう。
だが、私は眠る前のこの「無」の状態がとても怖い。
考え事を始めてしまうからだ。
私の考え事のほとんどはネガティブだ。
過去の嫌だったこと、将来への不安、他人の芝生、自分の性格や思考の癖への自責、、、。
だから眠る前の時間が怖い。
それで見たくもないのにスマホを眺めたりする。

しかし、このところスマホを見ても何も面白くない。
熱心に見る気力がない。
それはスマホに限った話ではなく、あらゆることへの興味関心が薄れている。
何も楽しいと思えない。
惰性で生活しているなあと思う。

スマホを投げ出して、再び「無」に身を投じる。
……すぐ怖くなり、またスマホを手に取る。
これの繰り返しだ。
休みたくても、眠りたくても、なかなか休めない、眠れない。
休息とは無縁の毎日。
「毎日が日曜日」のはずなのに、毎日緊張しているのだ。


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