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臭いものにフタしてていいのか?

この前十年来の友達と話していた時、私がロルバーンに殴り書きをしているという話題になった。
ロルバーンはリングノートで、表紙と裏表紙が硬い紙でできているから横になりながらで書きやすい。
つまり横になっていることが多い私にとって一番書きやすいノートなのだった。

ただ内容の大体はネガティブ、というか、憂鬱な今の状態について嘆くような感じで、読み返すのは精神上良くない。
それだけでなく、書いている最中もどんどん思考の深みにはまっていくのだ。
それでも書き出さないとやっていられないような状態で、つい書いてしまう。

そういう事情を話したら「ロルバーン書くのは今すぐやめよう」と言われてしまった。
たしかに自分でもやめたほうが精神衛生上いいのかもしれないと思ってはいた。
だから素直に従うことにした。

あれから約一週間。
感情の吐き出し口がないまま過ごした。
ロルバーンの存在が消えたことで、考えの深みにはまることは少し減ったような気がする。

でも、これってどうなんだろう?
というのも、吐き出さないことによって思考も鈍った感覚があるけれど、これでいいのだろうか、と。
思考が鈍っただけで、何も問題解決にはなっていない気がするのだ。
相変わらず死にたいと思ったり、生きてる意味とは?と考えたりする。
書き出してないだけで、根底にある気持ちや思考はそのまんまだ。
これって臭いものにフタをしているだけなのでは、と思う。

それでもフタをし続ければ鬱っぽい思考も次第にぼんやりして、何も考えなくなるのだろうか。
思考をしないなんてつまらない、さらに頭が馬鹿になる、と叫ぶ自分が心の中にいる。
しかし私はそれにしたって思考しすぎだろうから、フタをするほうがいいのかな。

わからない。
わからないけれどもう少しこの生活を続けてみようと思う。

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