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英語初中級者がビジネスで英語を使いこなせるようになるために必要な学習は?

当スクールは、ビジネスで英語を使いこなせるようになりたいという方を中心に受講していただいているため、「ビジネスで英語が使いこなせるようになりたい!」という希望で、英語コーチングのコースや体験英語コーチングを受講頂くことは多いです。

そういう場合、例えば既にTOEIC800点以上あるような方の場合ですと、いわゆる「ビジネス英語」の学習に集中して対策していけばいいので、割と学習の方針はシンプルです。

一方、現時点での英語力が、TOEIC300点台~600点台くらいの方の場合は、いきなり「ビジネス英語」の学習をすればいい、というわけではありません。

つまり、ビジネス英語を学習するためのスタートラインに立つための、基礎的な英語力を身に着けてほしいわけです。

基礎的な英語力とは、語彙力、文法力、リスニング、リーディング等のインプット系の学習です。
基本的に、ビジネス英語教材は、このあたりの基礎が既にあることを前提として作られているものが多いので、いきなり初中級者がビジネス英語教材に取り組むのはなかなか厳しいと思います。

そして、そういった基礎構築から始めるので、短くても半年、多くの場合は1年はかかるような覚悟を決めて取り組む必要があると思います。

さて、それで、初中級者の方がビジネス英語に取り組む準備段階として何をやればいいか?という点についてですが、基本的にはTOEICがお勧めです。

TOEICは基本的にはビジネスシーンを想定した英語ですし、基礎的なレベルからの教材も豊富であり、かつ良質なものが多いです。
やはりTOEICは学習者も多いので、教材が充実しているというのは大きなメリットだと思います。

さらに、ビジネスで英語が必要な人たちは、多くの場合はTOEICスコアも評価されることが多いと思うので、ハイスコアを持っていても損はないはずです。

このように、教材が充実しており、また、定期的に試験を受験することで比較的スコアアップという形でモチベーションも維持しやすいこともあり、「独学」をする方には多分一番とっつきやすいのではないかと思います。

そのうえで、目安としてTOEIC700~800点くらいになったら、ビジネス英会話学習に移行するというのがやりやすいのではないかと思います。

一方、英語力がTOEC500~600点台くらいで、「現在既に仕事で英語をつかっているため、TOEIC対策に時間を割かずに一刻もはやくビジネス英語を使いこなせるようになりたい」という方も一定数いらっしゃいます。

この場合は、ビジネス英語の学習に最初から取り組むこともありだと思います。
ただ、その場合も、語彙や文法などは、TOEICの参考書を併用しながら、基礎構築も合わせて行う方がお勧めな場合も多いかなと思いますし、リスニングやリーディングはTOEICの教材から取り組み始めてもいいと思います。
並行してスピーキング系の学習を開始してしまう、という点が、一番の違いかと思います。

このように、現在の英語力や、その方の置かれている状況によって、お勧めの学習方法は変わってきます。
また、「TOEIC学習はあまりやりたくない」というお考えをお持ちの方もいらっしゃいます。

そのようなご希望に応じた対策を立てることはもちろん可能ですが、独学でやるのであればTOEICで中級レベルまで持って行ってからビジネス英語に着手するのが一番カンタン(成功する確率が高い)というのはぜひ覚えておかれるといいかなと思います!

参考になれば幸いです。

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