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音声変化、知っててもうまくできないのが音のリンキング

先週末に発音矯正の体験レッスンを何人かの方に受講していただきました。

体験レッスンでは、子音や母音のような音素や、発声のような基本的な体の使い方に加えて、実際に文章を使った音声変化まで、一通りちょっとずつ体験をしていただきます。

その際、音のリンキングについて、受講頂いた皆さんに「なるほど~」と言っていただいたことがあります。
ちょっとした意識の持ち方なのですが、参考になればと思いNoteの記事でも書きたいと思います。

日本人が文章を読むときに、ブツブツ切れた読み方になるというのは、少し発音をやったことがある方ならよく聞いたことがあると思います。
あるいは、自分が話す時のネイティブとの差としてお悩みの方も多いと思います。

このため、「リンキング(音の連結)」という音声変化については、意識して練習している方も多くいらっしゃるように思います。
それでも「なんか違う」と思うことも多いようです。

このような場合、「英語のスペル」に意識が引っ張られていることが多いと思います。

例えばこんな一節、どう読みますか?
"as if it was your last"

カタカナで書くと、「アズ・イフ・イツ・ワズ・ユア・ラスト」みたいな感じではないかと思います。

で、ブツ切れ感をなくすという時に、上述のカタカナの「・」部分をなくして一息で繋げて読む、ということをやる人が多くみられます。
こんな感じです。
「アズイフイツワズユアラスト」

でも、これもやはり違うんですよね。

こういう場合、思い切って語彙の切れ目を読むときにこんな風に変えて認識してみたほうが、うまく行くと思います。

"a si fit wa syour last"

語尾の子音を、元の単語から切り離して、次の語頭の母音にくっつけてしまうのです。
カタカナだとこんな感じです。
「ア ズィ フィ ワ ジュア ラスト」 

イメージで言うなら、後ろの母音に引っ張られて前の単語の子音が糊でくっついてしまうような感じです。

先日の体験レッスンでお伝えした際にも、
「こういうやり方、初めて聞きました!」
「うまくなったような気がします!」
と言ってもらいました。

良かったら試してみてくださいね!

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