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キャリア支援者に知ってほしい「人材紹介」(3)キャリア支援者が面談時に抱く、素朴な疑問への回答

ここまで、「人材紹介」の基本的な知識について、キャリア支援に関わる方が知っておくと便利な知見とあわせてお伝えしてきました。

ここからはより具体的に、クライアントから多くいただく質問や、第三者としてのキャリア支援だからこそ感じる素朴な疑問について取り上げていきます。

人材紹介の「面談」と、キャリア支援の「面談」はどう違う?

一言で述べると、「求人紹介」ありきで進むか否かが違います。
人材紹介での面談は、あくまで「転職支援」とゴールが決まっており、本人の意向を叶えつつ採用ラインにも乗る、”マッチする求人”を見つけていくための面談でもあります。
一般的な人材紹介での面談の流れを見ていきましょう。

人材紹介での面談の流れ

【所用時間】
1時間程度(30分〜1時間半程度と、振れ幅は大きめ)
【内容】
①事前の登録情報を確認(履歴書、職務経歴書、アンケートなど)
②エージェントサービスの概要説明
③ヒアリング(転職検討の理由、今までの職歴確認、今後の希望など)
④求人紹介
⑤応募意思の確認

人材紹介の場合、転職先が決まり入社しない限りは、基本的に売上になりません。こちらの図解の通りですね。

本人も入社したいと思い、かつ、内定も出る可能性が高い求人。
そのマッチングを叶えるゴールを設定した上で面談に臨むのが、人材紹介ならではの面談スタイルです。

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