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キャリア支援者に知ってほしい「人材紹介」(1)ビジネスモデルと関連法律

この記事では、下記を紹介します。

目次:
①「キャリア支援者」として生じる疑問や不安
②人材紹介の基本知識

人材紹介会社とは
・ビジネスモデル
・人材紹介の種類
・人材紹介の用語


「転職を考えていなくても相談歓迎ですよ」というのが、キャリア支援の基本スタンスですよね。
その一方で、具体的に「転職をしたい」と動いているクライアントの相談に乗れるか? 適切な情報提供ができるか? というのも、重要な支援のひとつです。

「いま、転職活動中なんです」
という相談がきたとき、逆に身構える人も多いのではないでしょうか?

「キャリア支援者」として生じる疑問や不安

これらは、同じキャリアコンサルタントの方や、キャリア支援を志す方から実際にいただいたことがある疑問点や不安です。「支援しきれなかった」と感じることもあれば、実務に挑戦する前段階で立ち止まってしまう不安もあります。

・「転職活動」に対する、提案や情報提供の引き出しが少ない
・「人材紹介(転職エージェント)」を利用したことがない
・顧客(人事の方)としては利用しているが、自分の転職では使ったことがない
・大枠は知っているが、法的根拠や専門用語になると不安が残る
・キャリア支援と転職エージェントの「面談」には、どんな違いがあるのか?
・キャリア支援者として、どんな差別化や支援ができるか立ち止まってしまう
・大手は機械的な対応をする? 手数料のために入社を無理強いする?
 巷で囁かれる言説の真偽が分からない

今回は「キャリア支援者」の立場や視点を前提に、「転職活動」を考えた際に利用する方も多い(そしてキャリア支援者より前に”相談”に行く場ともなっている)「人材紹介(転職エージェント)」について、解説していきます。

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