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コミュニティ育成のための集空間ー高齢者と子供の交流を生かす空間について<AS生作品紹介・その3>

今日はAS生、J.Hさんの作品を紹介いたします。建築デザインの専攻で、いつも優しさに溢れる、人々の生活に寄り添うアイデアを形にしています。

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現在の中国でも、日本でも、少子高齢化が進み、孤独死などの問題が深刻化しています。人のつながりが薄くなり、各世代間が孤立しています。その中で高齢者は若者よりも新しいつながりを作るのが難しい現実があります。

子供達は、各世代間に交流を育てると思います。子供、子育て世帯と子供を可愛がる高齢者たちに自然な交流が生まれます。一方、知人が多い生活空間と高齢者の見守りは子育て世代に少しでも負担が軽減できます。それらの状況を考えると、あるきっかけで、各世代間の生活に黄砂があれば、人々の交流を生かして、コミュニティーの文化を育てられると考えます。より柔らかい雰囲気と、より多様な活動の行いは、その生活グループに活力を引き入れていると思います。

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東京都調布市の緑ヶ丘団地で現地視察を行いました。1960年代に建てられた団地です。入居率は50%くらいですが、中に子供が遊べる公園があって、周りの住人が子供を連れて遊ぶことがあります。大きくて目立つ給水タワーがあって、周りに大きな木を植えられているのがこの団地の魅力だと思います。この団地に入る時、家に帰ったような安心感を感じさせたいために、いくつかの公共の生活交差点を作りました。繰り返して同じ素材と要素を利用して、団地のマークを作り出したいです。そして、温かい感じが感じられる木材の使用、曲線の形態を利用して、優しい雰囲気を作り出しています。人が団地に入る時、交差点で作り出された空間上の領域を感じて、安心感が得られます。人々がこの交差点で出会い、つながりを作ります。

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農作業をすることは、人と人の距離を縮めます。土を触るだけでも人の感情を緩和できます。人は自然に関するものに触ると、気持ちが落ち着き、人同士が親しくなることも簡単になります。団地の中で、子供と高齢者も楽しめる畑をデザインしました。子供の身長に合わせてちょうど良い高さの畑と、高齢者が作業するのにもっと楽な高さをデザインしました。形は六角形にしました。つなぎ合わせて、いろいろな形を作ることができ、使用方法も多様です。鉢も植える植物の需要によって、2つの深さをデザインしました。これらの様々な活動の通じた出会いによって、もっと生きやすい団地をデザインしました。

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自然との触れ合いとともに、気づくと人同士の触れ合いも生まれている、こんな団地があったら素敵ですね。

阿佐ヶ谷美術専門学校 卒業修了制作展 2/21(日)-23(祝)開催!

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