自分なりに、夫、子ども、両親のために頑張ってきたのに、報われない気持ちでいっぱいになる…

実際に起こった出来事や体験をベースにしたノンフィクション/実話です

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つつみ
54歳　女性
愛知県名古屋市在住

コロナ禍は
多くの人の日常や
生き方、人生を変えてしまった。
私もその一人。

ずっと続けていた
ママ友とのテニスサークルや
バスケの活動が軒並み休止となり
楽しみとストレス発散の場が
なくなってしまったのだ。

身体を動かすことは
ストレス解消に
非常に効果的と言われているが
その機会を奪われることは
私にとって一大事だった。

そしてこの頃に
私はもう一つ
大きな問題を抱えることになる。

パート勤務で
病院の診療補助の仕事をしていたのだが
正社員に切り替えたのだ。

病院勤務の仕事のため
他県への移動ができずに
親戚の結婚式を欠席することになり
夫から「お前の仕事のせいでギクシャクするわ」
と心無い言葉を浴びせられた。

親戚からも
「そんな仕事は辞めたら？」と言われ
自分なりに誇りをもっていた仕事のことを
そんな風に言われるたびに胸が痛くなった。

これまで
頑張ってきた自分自身を
否定されたような気がして
夫への気持ちが
一気に冷めていくのを
実感したことすらあった。

20歳で結婚し
すぐに2人の子育てと
両親との同居。

自分なりに
夫、子ども、両親のために頑張ってきたのに
報われない気持ちでいっぱいになり
かなしい気持ちが
全身に冷たく広がっていくのを感じた。

そんなときだった。
杏先生のインスタライブを見たのは。

小さなスマホの画面の中には
キラキラした女性の姿が輝いていた。

その女性は、キラキラと輝く中にも
温かい優しさを感じさせる不思議な魅力をもっていて
ずっと見ていたいと思った。

それが杏先生だったのだ。

「私もこんな風に、輝きたい」

直感的にそう思い
私は先生が発信している
ホイールヨガをやってみることにした。

初めてのホイールヨガ。
身体を色々な方向に伸ばすこと
呼吸を意識すること、それにより
自分の身体がいかに硬くなっていたか自覚した。

丹田呼吸法と
ホイールに補助されているおかげで
安心してポーズを取れる感覚は
とても楽しく、すぐに病みつきになった。

気付いたら
ホイールヨガをするために
時間を作るということが
毎日の目標となっていた。

ホイールヨガで身体を伸ばし
ほぐすことそのものも
楽しく心地良いものだったが
それだけでなく
杏先生の優しい声と
言葉を聞きたいという想いも強かった。

「人間は
　一日に60,000回も考えるけど
　良い悪いの判断はせずに
　ありのままの自分を認めてあげること。
　『そう思ったんだね』と
　自分自身に声をかけて
　すべて受け入れてあげることが大切」

この言葉は印象的で
涙が溢れてきて、ずっと心に残っている。

自然に涙が出てきて
ああ、これまで
自分を責めることがすごく多かったんだな
と自覚した。

そして、同時に
「もう、自分を責めなくてもいいんだ」
と思い、温かいものが自分の中に広がっていった。

通勤時には
杏先生の優しい瞑想を
毎朝車の中で聞くのが日課だ。

「自分が、何を考え、どうしたいか
　どんな1日にしたいか、どんな人生にしたいか」

この言葉は、ストンと腑に落ちた。


今はオンラインレッスンを受けるために
「ヨガ行ってきまーす」と夫に声をかけて
2階に上がり、自分の時間を持っている。

この自分時間を作り
そこでホイールヨガを楽しむことは
私にとって大事なストレス発散だ。

初めのうちは
夫があまり良く思っていないのか
不機嫌になっているように感じていたが

そんなことは気にせずに
自分の「やりたいこと」「望むこと」に
素直に行動するうちに

気分が良くなりストレス発散もでき
夫にも少し優しくできるようになったような気がする。

そんな夫も
最近では
「今日は、ヨガなのか？」
と聞いてくるように。

自分が変わると
人も変わるとは言ったものだと思いつつ
この良き変化も嬉しく感じる。

私にとって
もうひとつ大切なものがある。
それは、レッスンを受ける仲間たちだ。

その関わりから
さまざまな生き方や
人生があるということに気付き
知ることで励まされることも多く
私自身の仕事や生き方のヒントも
たくさんもらっている。

仕事で失敗した夜には
患者さんに迷惑をかけてしまった
という思いから、眠れなかったり
そのせいで
朝起きづらかったりする日があったが
そんな時こそ瞑想！と
自ら気持ちを軽くする手段を取れるようになった。

自分の気持ちを
大切にできるようになり
切り替えも上手くなったように思う。

仕事で悪かったことは
すぐに素直に謝るように意識したことで
患者さんからも「大したことないよ」
と言っていただき、ホッとすることも増えた。

自分で気持ちを切り替えるコツは
すぐに謝る（＝行動する）こと
そしてあまり引きずらないことだな、と思っている。

当たり前のことかもしれないが
実際にこれが
上手にできる人は以外と少ないと思うし
私自身がまさに
上手にできずに長年苦しんでいたので
この気付きと実践には本当に救われている。

ストレスを感じることは
変わらず起こるが
「心地よく生きる」
ということが、上手くなった。

ストレスが多く
絶望的に見えた人生。

「私もこんな風に、輝きたい」
と熱望したその思いが今は叶っている。

出逢う人、身を置く環境、受ける情報で
こんなにも軽やかに生きられるようになるとは
と驚きながらも
つらい経験からの「今」に感謝している。

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実際に起こった出来事や体験をベースに生徒たちがヨガに出会うきっかけや、出逢いから彼女らの人生のどのような影響を与えたのかが描かれています。

自分自身を大切にし、他人の期待や評価にとらわれず、自分のやりたいことを追求したことで彼女の人生は大きく変わりました。自分の人生を自分で選び、後悔しないように生きることは、幸福感と充実感をもたらします。

ヨガに限らず、人生を変えるきっかけや、自分自身を成長させるために必要な考え方や行動について、彼女から多くのことを学ぶことができます。

つつみさん、ご協力ありがとうございました
感謝を込めて

あさあん
(朝日奈 杏)

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