見出し画像

20代、30代の働く女性たちへ伝えたいこと

それは子どもを産む、産まないにかかわらず定期的に(産)婦人科へ行ってほしいということ。

大手企業で営業として働くこと17年。33歳で1人目を出産し、36歳で2人目を出産しました。

20代の頃は子どもを産むなんて全く考えておらず、キャリアウーマンとして男性と同じように働き、仕事に生きると決めていました。

今や多様性の時代。「女性だから子どもを産まなければいけない」なんて公に言おうものなら大炎上は必至。子どもが欲しくてもできない人もいれば、子どもを産まない選択をする人もいます。少子化の問題は深刻ですが、産む産まないの権利は尊重すべきだと思っています。

働く女性、特にキャリアアップを目指す女性は、20代後半~30代前半にかけ徐々に自信がついてきて、仕事も1人で回せるようになり、バリバリ仕事をこなしている人も多いと思います。

かくゆうワタシもその1人でした。海外営業として近隣国から地球の裏側まで飛び回っていて、とにかく仕事に夢中でした。結婚をしてもそれは変わらず、「子どもは40代に入ってからでもいいかなー」なんて本気で思っていました(かかりつけの産婦人科の先生に怒られましたが。。。)

そんな生活を続けていたある日、突然生理が来なくなりました。もしや妊娠?生理が重く毎回来るたびに憂鬱な気分になってたので、今月は来なくてラッキーくらいに思っていました。ところが3ヶ月経っても来ないので、さすがにヤバいなと思い産婦人科に行ったところ、月経不順=排卵ができていない原因はおそらくストレスだろうと。

当時仕事が充実していたので、メンタルにストレスを感じていなかったのですが、出張で南米に行き次の週に中近東へ行くといったような時差ボケ続きの生活をしていたことで、カラダが悲鳴をあげてしまったのです。

この状態を放置すれば、「もし将来子どもが欲しいと思ってもできない可能性がある」と。さらに「女性の妊娠適齢年令は決まっている。いくら外見や体内年齢が若くても抗えない事実」と不妊治療の名医であった先生に言われました。

一般的に初産の場合、35歳以上から妊娠のリスクが高まると言われています。卵子の数が減少、卵子の質の低下(染色体数の異常)、流産リスクが高くなるといったことが理由に挙げられます。

タイムリミットがあると聞かされワタシは悩みました。「子どもはいらないからいいや」と思っていても、産めない可能性があると言われるとさすがにショックで、その日から基礎体温をつけるようになり、ピルによる治療を始めました。色々と考えた結果、子どもを産みたいと思うようになり今に至ります。

今は産みたくないと思っていても、ワタシのようにいつ心変わりをするかわかりません。選択肢として残しておくために、何か少しでも婦人科系の不調があれば(産)婦人科へ行ってほしいです。

また子どもを産まない選択をする場合でも、子宮頸がんや子宮底がんといった女性特有の病気のリスクもあるため定期検査も大切です。やがて更年期症状もでてきます。(産)婦人科では対処方も教えてくれます。

バリキャリ女性たちは自分に無理してでも働く頑張り屋さんです。女性特有の問題もあり、抱えるストレスも多いと思います。若いときはいいかもしれませんが、健康でなければ仕事はできません。健康はお金では買えないのです。

有休を取ってでも(産)婦人科へ行ってほしい。
40代になったワタシが、働く若い女性たちへ伝えたいメッセージです。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?