「あざとくて何が悪いの?」は何故流行るのか。~社会評論①~
最近、若い女性の中で「あざとくて何が悪いの?」という番組が流行っているのをご存知でしょうか。
今回はそんな番組を、僕が社会現象として簡単に分析したことを皆さんとシェアしてみたいです
あざとくて何が悪いの?ってなに?
そもそも「あざとくて何が悪いの?」は、テレビ朝日系列で放送されているバラエティ番組
MCは、山里亮太、弘中綾香、田中みな実の3人で、ゲストを招きながら世の中のあざとい女子が
登場するドラマを見て、あざとさを語り合う番組になっています。
そのドラマでは、女性が男性に好かれるような行動を意図的にとって、好意的に思われようとする姿が描き出されます。
ここから本題
このドラマを見て、MCがこんなやり取りを交わします。
山里亮太「すごいかわいいじゃん、いい、いい」
弘中アナ「騙されちゃ駄目ですよ」
田中みな実「私もよくやるー」
山里「えっ、みな実ちゃん、そんな事考えてたの?」
男性の勘違いと、女性のその勘違いを嘲笑うといった構図です。
彼氏と付き合う女性が、女友達と愚痴りながら、「男って馬鹿だよねぇ」とつぶやく。そんなやり取りが番組の中でうまく表現されています。
今、読んでくださっている皆さんも、そんな経験を持っているのではないでしょうか。
例えば、男性の上司が、女性に対して講釈を垂れているときに、すご~いとか、褒めたりしながら、影ではだるいと思っているだとか、
男性の立場からすれば、関係が良好だったのに、裏では陰口を女性の間で言われていたり、、
実際、僕も女性に対して幻想を持っていますし、何度も訂正を求められた出来事や、幻想を見せられたこともあります。
勘違いしているのは男性だけである
そんなあざとさに騙されているのは男性だけなのです。
かつてはあざとい女性は存在せず、それが普通として存在していました。
しかし、段々と女性達はその物語の構造を認識しだし、その構造を利用しているのです。
それが「あざとさ」になっていきます。
実際「あざとくて何が悪いの?」でも、ある男性は女性に対して理想像を持っていて、
そこにうまく合わせるようにある女性が演じるドラマを見て、それにまんまと騙される山里さんとそれを見て女性MCが笑うわけです。
そんなあざとい生き方を今、多くの女性が支持しています。
僕達はどうすべきか
そんなあざとさに勘違いさせられてきた僕達は、どう行動するべきでしょうか。
女性のあざとさを認識して、その上で、女性が望む理想を演じることがあり得るかもしれませんし、もはや、理想を演じない、より高度な相互理解をすべきなのかもしれません。
まとめ
今回は、流行りのテレビの流行を分析することで、現代によくある男女の関係に迫り、社会現象として考察してみました。
なにか参考になるようなことがあれば嬉しいです。