大切なのは、目である。

音読の宿題で文字を追いながら読むにしても、

漢字の宿題でノートに新しい漢字を書き写すにしても、

算数の宿題でノートにひっ算を書き写し
縦線を意識して問題を解くにしても、



宿題だけに限らない。



下校中に道草を食って草花や昆虫を見つけるにしても、

授業中に先生の話を聞くにしても、




なによりもまず
大切なのは、 である。


全ては
自分の目でしっかりとこの世界を見ているか?
に懸かっていると断言しても良いくらいだ。





音読の宿題
読む前にまず、文章をで認識し、
熟語の読み方や言葉の区切りに気をつけねばならない。


漢字の宿題
書き写す前にまず、新しく習う漢字をで認識し、
へんやつくりなどパーツごとのまとまりごとに特徴を捉えねばならない。


算数の宿題
ひっ算を解く前にまず、式をで認識し、
ノートにそっくりそのまま書き写してから、
目には見えない縦線を意識しつつ数字をそろえて書かねばならない。





最近、学校で課せられる宿題の目的とは、
その日学校で習ってきた

新しい文字が書けるようにする、
新しい問題が解けるようにする という側面よりも、


文章なり、漢字なり、数式なり
これらをきちんとで認識するための訓練

という側面が強いのではないか?



きちんとで認識できているかの確認として

音読というかたちで文章を読ませ
漢字算数というかたちで文字を書き写させる



宿題というものは、音読漢字算数、いずれにせよ、
目で見る という目的のための
手段に過ぎないのではないか?


と勝手に思っている。


もちろん、
そんなことを考えて宿題を出している
学校の先生はそうそういないだろうが…




なんにせよ
大切なのは、である。


あなたのお子さんを賢くしようと思うのならば、
何よりもまずを鍛えてあげることが最優先課題だ。


を鍛えるといっても、
眼球トレーニング とかそういうことではない。





親子の会話


子どもの話をきちんと目を向けて聞き、
子どもに向けてきちんと目を向けて話をする。

こういうことである。




親が、まわりの大人が
きちんと目を向けて話を聞き、
きちんと目を向けて話をする 
から、


子どもも
きちんと目を向けて話を聞き、
きちんと目を向けて話をする 
子に育つ。





うちの子、

あまり興味のあるものがなくって…
授業中に先生の話全然聞いてないんですよね…

根本原因は、全部である。




草花や昆虫、いろんなものを目で見て
興味・関心を抱く子とそうでない子


授業中に先生の話を聞き漏らすまいと目を向けて
授業を聞いている子とそうでない子



賢い子はで見ている。
そうでない子は見ていない。

それだけの差である。





何よりもまず
大切なのは、である。

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