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『ラストエンペラー』(1987)を観ました@BS

何度目かな。綺麗なジョンをまた見たくなって、、。

前回に観た印象よりも見え方が違いました。
まるで、名作の本を10代に読んだ時と今読んだ時に印象が違った時と同じような感覚がありました。

当時の世界情勢というか、中国国名の様子、日本との関係、以前はうっすらとしか理解していなかったろう箇所にフムフムって感じで楽しんだ。

坂本龍一の官僚役も冷酷な感じがうまく出ていて、違和感など感じなかった。
音楽を担当した音楽はそれはもう素晴らしくて。それは景色を変えていると思います。素晴らしかった。

ベルナルド・ベルトルッチ監督の演出は、美しい映像と壮大なスケール、皇宮や風景、衣装、セットデザインなど、映画全体が圧巻のビジュアルスペクタクルとして観る者を魅了します。ベースに流れる溥儀の人生のさまざまな段階を通じて、彼のキャラクターが成長し変化する過程が感情的に描かれていて、とても見応えがありました。

綺麗なジョン・ローンを観るつもりが、演技にも魅せられました。彼のキャラクターが王から囚人、そして最後には新たな生活を見つけるまでの道のりを見ることは、とても印象に残りました。

『ラストエンペラー』は歴史的な出来事を美しく描写し、文化的な違いや個人の変遷について考えさせられました。中国の歴史や文化に興味を持っている方には特におすすめの映画ですが、普遍的なテーマと美的要素により、楽しめる映画だと改めて思いました。

好きで何度も観ている映画は印象が変わらないが、上映時に観たっきりの映画に再び出会うと見えていなかったものが見えたりして楽しい。

⚫️東川哲也 official web site
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