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『バビロン』を観ました@Netflix

オープニングが大好きな、『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼル監督作品。

ギラギラした1920年代のハリウッドで一躍トップスターへと昇りつめながら、破滅と隣り合わせの危うさのなかを進んでいく新進気鋭の女優(マーゴット・ロビー)と往年の大スター(ブラット・ピッド)の無声映画から変化していくハリウッドの黎明期を描いている。

彼らは実大の人物をモデルにしたり、集合体をひとりの人物として甦らせている。
そこには、クララ・ボウやサッチモが思い浮かばれる。

そして、
ものすごい速さで移り変わっていくハリウッドに翻弄されながらもワクワクしていくメキシコ人青年からの目線がメインフレームかと思う。

ハリウッドでの大きな何かになりたい大いなる何かになりたい。
何か自分が残したいと言う主人公の言葉は、監督が今ハリウッドに残したいと言う願いそのもののように聞こえた。

好きな俳優、マーゴット・ロビーの演技は圧巻だった。
それだけでも見応えある。彼女っぽくて、とても似合っていた。

映画最後のシーン。私にとってはニューシネマパラダイス。
主人公が感じる映画への愛。
当時の自分が関わってきたことを走馬灯のように振り返る時間でもあり、そこに自分がいたんだなと言う感覚にどっぷり入れた瞬間だったのじゃないかな。

こんな映画作り、今後もやっていってほしい。
これからも楽しみな監督。

⚫️東川哲也 official web site
http://asone-labo.com

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