ごまかしきれない
人の気持ちってごまかしきれないんだなと思った。本人としてはうまく乗り切ったと思っているんだけど、こっちとしてはどこか釈然としない。妙な違和感。
鈍感な人はそれに気が付かない。でも、鈍感な人は仕事においてもプライベートにおいてもたいして重要ではない人。だから、そんな人をごまかしきれたところでどうということはない。
そこに違和感を感じる人は感覚がするどい人。仕事においてもそれなりのポジションだし、プライベートにおいてもお互いに尊重しあえる人だったりする。
そんな人はごまかしきれない。妙な違和感は不信感を生む。なにかがおかしいぞと思い、距離を置こうとする。得体のしれないなにかには近づきたくない。
ごまかしっていうのは自分が傷つかないようにするための防御策。自分が反省すべき部分を包み隠す。自分でも気がついているんだけど、見ないふりをしている付かないようにしている。
自分は悪くない。じゃあ、誰が悪いんだ?
他人だ!
こっそりと他人を傷つける。あからさまに攻撃するんじゃなくて、誰もいないところでこっそりと。陰湿。でも、どうやって傷つけているのだか、その正体がわからない。不信感はつのる。
でも、そういうのって、まわりから見てれば一目瞭然なんだよね。すべてお見通し。むしろわかりやすいくらい。
悪いことをすれば素直にあやまり、反省すべき点はきちんと反省する。余計なプライドなんていらない。ある程度の年齢になるとそれができなくなっちゃう人って多いんだよね。僕がそうだから。
たまにはこうやって自分自身に言い聞かせないと、とりかえしのつかない頑固おやじになっちゃいそうで、こわいのだ。
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