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思考の整理

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#社内SE

理解

弱っている気持ちを伝えてみたら、みんな理解してくれた。先日の記事に書いた理不尽男のことだ。 僕は彼の理不尽な攻撃に精神的に追い詰められていた。気分が上向かない日が続いた。 「でも、このまま潰されるわけにはいかないんだ」 あと一歩のところで踏みとどまっている状態。僕は必死に打開策を考えていた。 相談してみるか。 相談相手に選んだのは実務担当者のふたり。ひとりは理不尽男の部下。 「あの人、いつもあんな感じだよ。特に会議の場ではそう」 「どうしてあんな感じになっちゃう

DX推進の難しさ

DX デジタルトランスフォーメーション 我社も例外なく取り組んでいる。世の中の流れに沿った形だ。 「我社もDXに取り組んで仕事のやり方を変えていかねばなりません!」 社長の一言でDXの取り組みがはじまったのは2年前のこと。 「でも、DXがなんなのか私も知らんのだけどね」 まあ、それが本音でしょうね。 でも、社長がそう言ったものだから、なにかをやらなければいけない。 まずはDX推進室という組織ができた。社外から引っ張ってきたという人物だ。 この組織が2年間でなに

理不尽さの次の日

昨日の話の続きになるんだけれども。たまたま別件でその部署の上長と2人で話をする機会があった。 「あなたたちとは一線を引こうと思うんです。もう我慢の限界なのです」 言葉を選びながら、そのようなことを伝えた。 「そうなるとこの仕事はストップしてしまうだろうね。そうなると私が直接関わるしかないか。本当は今でも関わりたいんだけど、なかなか手がとれず…」 この上長は今でも山のように仕事を抱えている。生真面目すぎて手が抜けないタイプの人なのだ。だから部下にも厳しくなる。傍から見れ

我慢の限界

「自分ひとりだけで仕事ができたらどんなに気楽だろうなぁ」と思う。 自分からは全くアイデアを出してこないくせいに人が作ったシステムに文句をいう人がいる。 「こんなところに不具合がある」 「こんな使い勝手ではダメだ」 「このシステムは意味がない」 会議の中で僕が作ったものがいかにダメかということを威圧的かつ高圧的な態度でまくし立てる。 「具体的にどういうところに不具合がありますか?」と聞いても今は答えられないという。 「ではどういう仕様にすればいいですか?」と聞いて

プログラマーの戯言

C#、WPFという自分にとっては新しい言語でシステム開発をするようになったのは11月に入ってからのこと。C# もWPFも全くの素人。ずっとVBを基本にしてきたエセプログラマーです。 最近のうちの会社の方針は「自社開発は行わず、できるだけパッケージで対応すべし!」なので、基本的には自分でシステム開発をすることはなかったんですね。とはいいつつ、ちょっとしたシステム化はしたい。そんなときはVBAですね。VBAは素人に毛が生えれば、ちゃちゃっと作れますので、VBAで場をしのいでいた

やらない人

大型のシステム更新案件を数年後に控えている。今のシステムをバージョンアップするべきか、別のシステムに乗り換えるべきか。 乗り換えるには相当な労力がいる。相当なメリットがないと乗り換えようとは思わない。 だけども、外部はそれを簡単には許してくれない。 「なぜバージョンアップの道を選んだのですか?他のシステムを採用するという選択肢はなかったのですか?」 お偉いさん達からはきっとこう問われるだろう。問われなかったら、それはそれで問題。安易な道を易易と譲ってしまうことになるの