理不尽さの次の日
昨日の話の続きになるんだけれども。たまたま別件でその部署の上長と2人で話をする機会があった。
「あなたたちとは一線を引こうと思うんです。もう我慢の限界なのです」
言葉を選びながら、そのようなことを伝えた。
「そうなるとこの仕事はストップしてしまうだろうね。そうなると私が直接関わるしかないか。本当は今でも関わりたいんだけど、なかなか手がとれず…」
この上長は今でも山のように仕事を抱えている。生真面目すぎて手が抜けないタイプの人なのだ。だから部下にも厳しくなる。傍から見れば完全にパワハラ。
でも、僕はこの上長を密かに尊敬している。言っていることは至極真っ当で、僕はこの上長の考えがとてもよく理解できる。不器用が上、気難しい人という印象を与えてしまっているだけだ。
去年だっただろうか、この上長は一週間入院した。原因は多分ストレス。僕がこの仕事を割り切ってしまうと、この上長に更なる負担がかかってしまう。それはどうにか避けたい。
僕は、上長の下にいる理不尽男と直接対決をしようかと考えている。
腹を割って話す。理不尽男は僕がそんなふうに捉えているとは微塵も思っていないのかもしれない。全くそんな気はなかったのかもしれない。
諸刃の剣のような気もする。仲介役を探して三者面談とするか。悩む。
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