シェル環境をzshに移行した / 2.カスタマイズ編
先日、シェル環境を
bash + (Mac純正) ターミナル → zsh + iTerm2
に移行したので、その記録です。前回はデフォルトシェルを zsh に切り替えて、カスタマイズ用のフレームワークを導入するところまで書きました。
今回はその続きで、zsh と iTerm2 の設定について書きます。基本的にはこちらの記事を参考にしました。
やったこと3: zshのカスタマイズ
Prezto の設定ファイル (~/.zpreztorc) を編集します。まずは 32 行目〜にある zstyle: ':prezto:load' pmodule の中に syntax-highlighting と autosuggestions を追記します。
# Set the Prezto modules to load (browse modules).
# The order matters.
zstyle ':prezto:load' pmodule \
'environment' \
'terminal' \
'editor' \
'history' \
'directory' \
'spectrum' \
'utility' \
'completion' \
'syntax-highlighting' \
'autosuggestions' \
'prompt'
記載の順番については、リポジトリ中にある syntax-highlighting とautosuggestions の README に注意書きがあります。
- This module should be loaded before the prompt module. (syntax-highlighting)
- If this module is used in conjunction with the syntax-highlighting module, this module must be loaded after the syntax-highlighting module. (autosuggestions)
つまり(1) syntax-highlighting は prompt より前、かつ(2) autosuggestions はsyntax-highlighting より前でないといけません。ですので、上記のような順番で追記します。他のオプションを追加する際にも、記載順には注意が必要だと思われます。
次に、テーマ (表示する情報など) をカスタマイズします。デフォルトは sorin というテーマで、下図のような見た目です。少しカラフルです。
※ プロファイルのカラーテーマによっては、色使いが変わってくるかもしれません。
私は pure というテーマに設定しました。~/.zpreztorc の zstyle ':prezto:module:prompt' theme を編集します。
zstyle ':prezto:module:prompt' theme 'pure'
すると、下図のようになります。カレントディレクトリ (+ git のブランチ名) が表示され、次の行にコマンド入力カーソル、実行結果の後には空白行が入ります。
ちなみに、テーマ例とそれらの適用結果は下記のページで確認できます。
私が使った pure はこのページには入っていませんでした。公式リポジトリを見ると、比較的新しく追加されたテーマのようです。
やったこと4: iTerm2の設定
最後に、iTerm2 の見た目をカスタマイズします。
フォントと文字サイズは、Preferences > Profiles > Text タブの中で設定できます。私は Menlo フォント + 文字サイズ 14 としました。
カラースキームについては、 VS Code でも使っている iceberg を用いました。こちらも有名どころだと思います。
Preferences > Profiles > Colors で設定できます。
1. https://github.com/Arc0re/Iceberg-iTerm2 から iceberg.itermcolors をダウンロード
2. 設定画面右下の Color Presets > Import で iceberg.itermcolors を選択
とします。
適用すると、既出の図のような色味・フォントになります。
* * * * *
以上、zsh と iTerm2 のカスタマイズで、いい感じの見た目になりました。やっぱり自分好みの UI だとモチベーションが上がりますね。
あと zsh にして大きく変わったことといえば、コマンドの補完機能でしょうか。今となっては、もっと早く切り替えればよかったと少し後悔しています (笑) 。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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