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”仲間を大切にしなければいけない理由”を自分が納得できるように説明できなくて困っています

「なんで仲間を大切にしなければならないのか」

 学校の教員として、学校で仲間の大切さを伝えなければならない時があります。中学校生活において多くの人と関わりながら、人格を形成していくためにも仲間を大切にすることというのは、大切な過程であると言われています。


 しかし私自身がみんなが思うほど仲間を大切にしなければならない理由を説明することができません。”仲間”ってなんなのか、”仲間”って絶対に必要なのか、”仲間”を無理にでも作らないといけないのかなど、”仲間”を意識すればするほど”仲間”って何か理解できなくなっていってしまいます。わたしの人生の中でそこまで”仲間”を意識することがなかったのでしょう。だから、自分の納得いく”仲間を大切にしなければならない理由”が見えてきません。だから、上部だけのなんとなくの説明になってしまい、生徒に話す時に説得力に欠けるなといつも感じてしまっています。

 どういったら仲間の大切さを生徒自身が感じられるのか、わたしにとってはとても難解な質問です。


 この質問に対して多くの人はどのように答えるのか気になってネットで調べてみました。

 ・成長のため

 ・困難な時に協力したり、励ましあったりしながら成長することができるから

 ・傷ついた時に癒してくれるから

 ・居心地がいいから

 ・相談できることで気持ちがスッキリできるから

 ・一緒に成長でき、成長を喜び合えるから

 と調べると様々なブログや知恵袋などで説明してくれている人がいました。スポーツなどでの実際に自分が体験したことを基にしながら書いてある人や、辛かった時に立ち直ることができた経験を基に話す人など多種多様な経験を基に”仲間を大切にしなければならない理由”を解説してくれていました。なかには「なるほど、そういった経験をするとこんなふうになるのか」と感銘を受けたものもいくつかありました。

 でも結局、自分の中で完全に腑に落ちる答えは見つかりませんでした…

 仲間がいることで、自分が困った時や辛い時に相談したり一緒に解決することで自分がより良い姿になっていくと言うのは理解できます。しかしそれは仲間じゃないとできないのでしょうか? 例えば仕事の同僚であっても、先輩後輩であってもどんな関係でも自分自身の想いをしっかり持っていれば成長ができると思います。

 ”仲間”の定義が難しく、偶然たまたまそのクラスになった生徒に、「今日からこのクラスのみんなは仲間だ」といっても、「え、なんで?」「仲間ではなくない?」と思う子もいるのではないでしょうか。自分はそのような考え方です。

 ”仲間”以外にも似た言葉として、友人や同僚、同期、先輩・後輩、上司・部下などたくさんありますが、自分はどうにもこうにもこれらの人を”仲間”だとは思えないのです。それぞれ役割が違いすぎます。


 わたしは、職場の同僚のことは”仲間”ではなく、単なる仕事をするための関係であり、仕事以外で関わることはないですし、大学の時の友達は、遊んだりする時は楽しいですが、”仲間”かと言われると友人という感じです。

 

 ”仲間”とは「あることを一緒になってするもののこと」「心を合わせて何か一緒にするという間柄のこと」と調べたら出てきましたが、偶然同じクラスになった生徒に”仲間”を意識させる事はなかなか難しいなと思ってしまいます。なぜなら、たまたま居合わせただけであり、気が合わない人もいるからです。


 多分わたしは、心の中で”仲間”は、自らが選択した人で構成されているものと認識していることが、たまたま偶然同じクラスになった生徒たちに対して「今日から仲間だ!」ということに引っ掛かりを感じてしまう原因なのかもしれません。


 自分がなんでも一人でできるわけではないことも十分知っていますし、手伝ってもらうこともあります。しかし、自分の中で腑に落ちない何かがあるのです。


 このモヤモヤがなかなか晴れなくて、悔しい気持ちでいっぱいです。

どなたかご教授ください。






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