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教育系記事まとめ

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教育に関して自分なりの考えや、思ったことを書いていきます。 自分が今の教育に関して正直に思ったことを書きますので、もし、違う意見等ありましたらコメントいただけるとありがたいです。…
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#学校の先生

GIGAスクール構造のための研修にがっかり

来年度からGIGAスクール構想に伴って、1人1台のiPadが勤務校で整備された。  もちろん教員は数ヶ月早めに届き、様々な研修を受けさせられた。  google へのログインの方法、ベネッセが提供しているアプリなど研修内容は基本的な端末操作系が非常に多いが、デジタル機器を普段なかなか手にしていない教員にしてみれば非常に難しい研修だったのかもしれない。  正直「ログインなんて研修でやる必要があるのか」と思う。  ログインで手間取っていては、逆に普段の生活でスマホやアプリ

学校の通知表

 そろそろ3学期の通知表を書く時期がやってきます。  通知表には5・4・3・2・1の各教科の評定が載っています。(高校だと10段階になっていました)  自分自身もこの評定に関してはすごく意識していましたし、記憶に残っています。  ちなみに通知表の作成自体は学校教育法などに記載はなく、出さなければならないのは要録などの学校がその生徒の情報を知るためのものだけなのです。  しかし、基本的にどの自治体も通知表を作成するのは、通知表を出すことで得られる教育効果が大きいことにあ

教え込み授業が決して悪いわけではない

 2020年(令和2年)も残りわずかとなりました。  令和3年からは新学習指導要領が完全実施されます。  各教育課程ごとに改定のポイントがまとめてありますので、学校関係者は一読しなければなりませんね。  さて、新学習指導要領で求められていることの一つに”主体的・対話的で深い学び”の充実があります。  この充実には各教科のカリキュラムマネジメントを見直し、単元を通した学習のあり方を考え、そして、1つの単元で何をどのように学び、どのように活用するのかということを考えなくて

できないことは許されるのに、できるのにやらないは怒られる

 以前学校の学年会で新入生を迎えるための会を運営しなくてはいけないことを伝えられました。  その際にコロナウイルス感染拡大防止のために、ビデオでの放送を行うと決定しました。  また、ビデオ放送のために事前に新入生に伝えることを撮影し、先輩からのメッセージであったり、学校生活の様子を動画をとおして実際に見せていくことになりました。  そのビデオに関して編集が必要になってきます。  その編集を本来やるべき役割は年度始めの学年分掌で決まっています。  しかし、その担当者が

提出物を期限までに出せと怒る教員ほど、自分の提出物には甘い

 よく生徒に「提出物は期限までに出しなさい」「提出物出さないと成績よくならないよ」「提出物を出せないと自分が困るぞ」と話す教員がいます。  もちろん、提出物を期限までに出すことは社会人としても求められる力ではあるので、中学校や高校のうちから少しずつ身につけていかなければならない力の一つではないでしょうか。  生徒が提出しなくてはならないものはたくさんあります。  ワークなどの課題・授業中に出される宿題・アンケート調査の紙・参加などの同意書・健康チェックカードなど、多岐に

google認定教育者の試験を受けた

 先日Google認定教育者の試験を受けました。  試験を受けるにあたって、自分の計画やおすすめの勉強法などを書いていきたいと思います。 ⬜️ そもそも認定教育者とは  とGoogleの認定教育者について調べると出てきます。  つまり、「テクノロジーを基本的なものは使いこなせますよ!」という証明のようなものです。  その証明を得るために様々なことを学ぶわけですから、認定試験を受けることは最後の確認といったところでしょうか。  自分の学んだ成果を発揮する場であると感

授業研究会をして思ったこと

みなさん、こんにちは、旅人先生Xです。 今日は、先日行った授業研究会のことについて書いていきたいと思います。 実際にやってみてこんなことを感じたり、考えたりしているのだと知っていただければ幸いです。 ぜひ、お読みいただければと思います。 目次は以下の通りです。 ①授業研究会とは?授業研究会とは、ざっくり言うと、授業について指導してくれる方を招いて、提案をしたり、日々の授業の改善のためのアドバイスをしてもらったりする会のことです。 授業研究会は、何十人も集まるような

令和3年度の中体連主催の大会に関して

 令和2年度はコロナウイルスの影響でなくなった大会が非常に多いです。  しかし、令和3年度には例年通りの大会が行われようとしています。  なんのための働き方改革なのか。  なんのための文部科学省の部活動に関する通知なのか。  せっかくコロナの影響で部活動の見直しが図られたのに、コロナ前の例年の活動を踏襲しようという動きが変わらないのはなぜなのか。  会議では確かに大会の縮小が求められていましたが、例えば地方大会が5試合あり、その結果をもとに県の代表校を決めるという過

部活動への教員の意識が変わってきたかも…

 ”部活動はいずれなくなる” ”働き方改革はまず部活動から” など部活動のあり方に関して少しずつ教員の中で意識が変わってきたと感じるようになりました。   <<まず自分がやれることをとことんやる>> ・大会の運営側の役割(県大会クラス)もついていたので令和3年度以降大会は開催しないよう決定。 ・平日の部活動は学校がどうしてもやって欲しい・生徒指導上やるとなってしまっている時以外はなるべく削減。←保護者や生徒が不満に思わない程度で徐々に削減。 ・休日は月4回あったのを

教育実習生がきた時いつも思うこと

 今年はコロナウイルスの影響で例年通り教育実習ができたところはラッキーだったのでしょうか。  教育実習は教員免許を取るためにも必須の単位になっている大切なイベントです。  また、実習生にとっても先生たちの働き方や実際の勤務の状況を知ることができる、いわば ”実践インターン" のような役割もあると思うので、教員の現実を知り、本気で教師を目指そうか、そうでない道にチャレンジしようか考えるきっかけにもなる重要なイベントだと思っています。  今年度、自身が勤務する学校にも教育実

小学校教員の休憩時間について

こんにちは、旅人先生Xです。 今日は、一般の方に意外と知られていない【働いている方も実は結構知らない人がいる】小学校教員の休憩時間について、書いていこうと思います。 長めの記事になってしまいました。【約4000字】 お忙しい方も、ぜひ目次&概要のみでも見ていっていただければと思います。 ※この記事は、あくまで私の経験と主観をもとに書いていますので、全小学校の実情ではありません。また、考え方や現状も個人によって異なるということをご了承の上、お読み下さい。 目次は以下の

教員の休憩時間について

 教員の休憩時間について今まで考えたことは正直ありませんでした。  むしろいつ休むの?!となるくらい予定はギッチリと詰まっています。  教員の休憩時間はどう取らなければならないのか、などもう一度確認したいと思い記事を書きます。 ⬜️ 教員の休憩時間について  基本的に7時間45分であるところが多いのではないでしょうか。  休憩時間については勤務時間が7時間45分の場合、45分の休憩時間撮る必要がありますが、学校現場ではどのようにとると想定しているのでしょうか。  

土日の勤務について

 先日滋賀県の日野町でおきた、土日の勤務時間を削除するように言われたということがニュースで話題になりました。  部活動や教材研究、公務分掌など土日にやらなくては平日だけでは到底終わらせられる量でない時がよくあります。  そんな時、平日深夜まで毎日やっていては体がもたないので、休日にまとめて来週の分のタスクをこなすということをする場合があります。  そうでもしないと到底終わらないことが多すぎるのです…  またそれに加え、部活動指導があります。  部活動のガイドラインは

教員の勤務時間とは

 教員は授業の準備をする時間が勤務時間内に用意されていないことが当たり前です。  学級の掲示(現在ではユニバーサルデザインの関係で少なくなっていますが)の作成時間も勤務時間外に行わなければならないです。  特に時間を要するもののうちあまり議論されないような業務についてあげていきたいと思います。 1.成績処理に関して   3学期制をとっている学校にとって学期末の時期はとても忙しくなります。  特に、この成績処理に関しては大変です。  学校は絶対評価を取ってはいるもの