2021年09月に読んだ本 #01
数ヶ月noteを放置していたので読んだ本のまとめも去年の9月からのスタートになります。
【ネタバレ注意】この闇と光 服部まゆみ
読後に色々な感想を読めば読むほど混乱してしまい、どれが大どんでん返しだったのかすらわからなくなりかけました(笑)
現実に引き戻されてしまった今、一つだけはっきりしているのは、私は前半の、レイア姫の頭の中に広がった世界も割と好きだったな。ということくらいです。
前半読んでいた時は「この章長いなー」とか思いながら読んでいたのに…。ごちゃごちゃになってる頭の中が整理出来たら、また読み返したい一冊です。
【ネタバレ注意】ブギーポップは笑わない 上遠野浩平
随分昔に勧められて購入はしたものの、今の今まで読んでいませんでした…ラノベは今まで全く読んでこなかった(涼宮ハルヒだけは読みました)ので、古臭さも何も感じず楽しく読み終えることができました。
全5話の中で全ての話が繋がっていて、割と死人もバタバタ出て、ラストの展開は最後の最後までハラハラドキドキしっぱなしでした。
今後もブギーポップシリーズ、読み進めていきたいです。
金曜のバカ 越谷オサム
【再読】表題作の最初の女子高生パートが何だか気恥ずかしくてリタイアしかけたんですが、そこを越えると「どういうことなの…?」って感じで引き込まれてしまいました。
その他では「星とミルクティー」と「ゴンとナナ」が好きです。「この町」の主人公を見ていると自分の黒歴史が蘇ってきて「ぐわーっやめろーっ思い出させるなー!」ってなります。
【ネタバレ注意】双亡亭壊すべし 藤田和日郎
最後の一滴が涙となって消えていくシーンが印象的でした。主人公のモデルを知って(気付いて)から一時期ちょっと穿った読み方になったりもしましたが、最後はそれを吹き飛ばしてくれました。今作は死んでほしくなかったキャラが生存してくれたので良かった(?)です。
岩泉舞作品集 MY LITTLE PLANET 岩泉舞
私はやっぱり『ふろん』が一番印象に残っています。当時はまだ少年漫画らしい少年漫画しか知らない少年だったので、単行本で初めて読んだ時はかなり衝撃的だったのを覚えています。
印刷物からの収録とはいえ、描き下ろしの新作以外にもジャンプコミックスには入ってなかった読切が収録されていて良かったです。それに関する作者さんのコメントもあれば尚良かったのですが…Twitterの方で近況を呟いておられるようなので、しばらくは追いかけたいと思います。
【ネタバレ注意】よもつひらさか 今邑彩
読んでいる途中で「世にも奇妙な物語」にありそうな話が多いなぁと思っていたらやはりいくつか採用されていたようで「家に着くまで」は二転三転する展開が面白かったです。他には「ささやく鏡」「茉莉花」「時を重ねて」「ハーフ・アンド・ハーフ」が私の好みでした。
「よもつひらさか」は割と評判の良い話なのですが、坂の噂も知らなかった人が知り合いでも身内でもない人に坂の入り口で狙われちゃってまんまと連れていかれてしまうのは流石に可哀そう…なんて私は思ってしまいました。話の流れ的に連れていかれるなら身内にかなと思っていたので…
元々はミステリーを書かれていた方だそうで、他の作品にも興味が出てきたので、機会があれば読んでみたいと思います。
その後、表題作だけ注意深く再読しました。「彼」の事を全く知らないというわけではなかったという一文を読み落としていた事に気づき、初見時よりは納得出来ました。ただまあやっぱり「彼」はずるいよなあ。とは思いますねぇ…
#02に続きます
この記事が参加している募集
konna tokoro made yonde kurete arigatou. demo tokuni nanimo omoshiroi koto kaite naiyo.