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どうして?個人投資家の8割が負ける理由を小学生にもわかるように解説

今の給料だけでは物足りず、小遣い稼ぎで始めた株式投資
始めは、ビギナーズラックもあり少しは利益が出ていた。

「このまま俺も億り人の仲間入りだ!」

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そう感じた、一か月後・・・

私の、証券口座から9割のお金は失われていた。

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これは、私の実体験の話です。

株をする上で有名な言葉がある。
個人投資家の8割(または9割)の人は負ける」


どうして、個人投資家の8割が負けてしまうのか・・・
その答えを探していると、
阿部誠さんが書かれた

「東大教授が教えるヤバイマーケテイング」

と言う本に出会った。

今回は個人投資家が負けないためには、どんなことが必要なのか
小学生にもわかるように解説していきます。

この記事を読み終えた頃、
すでに、あなたは勝てる個人投資家の2割の仲間入りです。


1.個人投資家の8割が負ける理由

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それは、「人間の心理」です。

  次にあげる3つの心理が個人投資家を負けさせるのです。

今回の最大のポイント
  1. 手放すことを損失と感じる心理
  2. すでに投入した資金・労力・時間を捨てられない心理
  3. 勝ち始めて突如現れる落とし穴

2.手放すことを損失と感じる心理

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 ある料亭に、「松・竹・梅」というコースがある。

 松は一番値段が高くもっとも質がよい
一方、梅の一番値段は安いが質が一番低い。
ここで、多くのお客さんは真ん中の「竹」を頼んでしまうのである。

 これは、一番値段の高い松を選んで損をしたくない
しかし、一番安い梅を頼んでまずい(後悔する)ものも選びたくない。
 その結果、多くの人が一番損する可能性が少ないと感じる
竹を選択してしまうのだ。


 これを「損失回避」と呼ぶ。


私たちは、
得することよりも損することを極端に恐れるよう
プログラミングされているのです。


株をしていると、持っている株の価値が下がり続けることがあります。
通常であれば、損しても売ってしまう方がいいとされます。
しかし、ここで負ける投資家の頭には次の二つ浮かぶのです。

いま株を売ると損してしまう・・・

株を売った後に、株が大きく値上がりするのではないか?
=自分だけ損してしまう

結果、どちらにも行動できうに損益だけが膨らみ続ける。


この心理を「保有効果」といいます。


経験の浅い個人投資家が、この状態に陥れば結果は見えているだろう。

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3.すでに投入した資金・労力・時間を捨てられない心理

   
保有効果をうまく乗り切った後も、さらなる試練は続く
それは、「イケア効果」と「サンクコスト効果」である。

イケア効果とは、
すでに投入した時間・資金・労力に愛着が生れることである。

買ってきた家具よりも、自分で作った家具の方が愛着を感じないだろうか?
これを、うまく利用しているのが有名家具店「IKEA」である。

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自分で作った作品には愛着が生まれ、高く評価してしまう傾向がみられる。
これと同じことが株にも起こるのです。
  


例えば、調べに調べた銘柄(膨大な時間を費やす)
大きな金額で買ってしまった(許容範囲を超えた資金)
このような状態で、株が下がるとすぐには株を売りにくくなります。

実際に、経験の浅い投資家の失敗例によく出てくるのが
大きな金額での投資です

これは、「イケア効果」が原因なのです。



そして、もう一つ「サンクコスト効果」もあります。
サンクコスト効果とは、
すでに投資した時間・資金・労力に対して執着することである。

株で例えると、下がった株をさらに買い足す「ナンピン」
ナンピンは、一端下がった株をさらに安く買い足すので
反転上昇した際には大きな利益を得られる特徴があります。

しかし、反対の結果になると・・・。

経験の浅い個人投資家は当初の予想とズレた場合は速やかに撤退しよう。

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4.勝ち始めて突如現れる落とし穴

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ここまで生き残っても、まだ勝つことはできない。
なぜなら、突如あなたの足元に大きな落とし穴が現れるのだ。


その正体は、「自前主義バイアス」である。


バイアスとは、
自分の持っている経験知識が偏った認識によっておこる心理である。
特に、ここでは成功体験による知識で得た偏りから生まれる

「自前主義バイアス」が当てはまる

あの有名な発明家もエジソンも
この「自前主義バイアス」に陥った一人である。

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           (写真:トーマス・エジソン)


エジソンが雇っていた社員に交流電流を考案した社員がいた。
交流電流は、遠い場所にも電気が送ることができる。
現在でも世界中でこの方法が採用されている。  

しかし、エジソンは自身が発明した直流電流が劣勢になることを恐れた。
そして、交流電流の危険性ばかり伝え見直すことを怠ったのだ。
その結果、偉大なる発明家の名に泥を塗ることになったのだ。


このように、成功体験は時に自分を誇示し、
自分を落とし穴へと導くのである。
これが、「自前主義バイアス」の恐ろしさである。 


株で成功を続けた結果、
ある日突然、その偏った知識があなたを落とし穴へと導くのである

今回もいつもの方法で勝てるだろう。
株が下がっているが、これは上げる前兆だ。

そんな勘違いから自ら落とし穴を掘り、気づかずに落ちていくのだ

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 5.まとめ(本当に大切なこととは)

今回は、個人投資家の8割が負ける理由について解説してきた。
個人投資が負ける理由には、
自分自身の心理が大きく影響していることがお判りいただけただろう。


では、負けない2割に入るために必要なこととは何か


それは、「トレードのルール作り」である。

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例えば、「投資金額は自分の資産の2割までにする」などである。

今回は、トレードルール作りについては触れないが
私は失敗を経験に自分なりのトレードルールを作った。
トレードルールを作ってからは、少しずつだが利益を出し続けてます。


ちなみに、株で得た利益は
私は「自分ビジネス」に投資しようと考えている。

「自分ビジネス」については、別の記事に紹介しています。


ぜひ、皆さんも今日をきっかけに勝てる個人投資家に変わりましょう。
「東大教授が教えるヤバイマーケテイング」は株に関する本ではありません。
しかし、この本には株にも通じるヤバイ心理学がたくさん詰まっています。

ぜひ、興味がある方はご一読ください。

では、また会いましょう


6.自己紹介


アルココーポレーション(架空会社2020年現在)
サラリーマン兼投資家 Youtuber
日頃は、介護施設で働く社会福祉士です。
将来は、自分ビジネスで起業し
サラリーマンからの卒業と本当の自立することが目標
このブログでは、私が読んだ本を小学生にでもわかりやすく解説しています。あなたの本を読む時間の短縮にもご活用ください。
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