理学療法士

理学療法士です

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最近の記事

肩関節後方の制限に対する統合と解釈の一症例

 本症例は、右肩腱板断裂と診断され手術をされた■歳の女性である。主訴は「右手を動かすことがだるく痛い」、HOPEは「結帯動作で痛みを無くし左と同じ高さまで上げる」である。今回、本症例のHOPEである結帯動作に着目して統合と解釈を進めた。結帯動作の観察では、でTh12~C7 の間で疼痛が生じており、体幹の左側屈やのような代償や結帯動作の困難さが観察された。<評価結果のまとめと治療対象動作を述べる段落>  本症例に対する機能評価では,ROM測定および筋伸張性テストでは、■~~~

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    • これからの理学療法士を考える(理学療法士は最低賃金の公務員?)

      国家資格理学療法士は国家資格です。ところで国家資格とは一体何でしょうか? 国家資格は国の法律に基づいて各分野における個人の能力や知識が判定されその個人が特定の職業に従事することを証明する資格のことです。法律によって一定の社会的地位が保証されるため社会からの信頼性は高いと言えますし、理学療法士はそれだけ価値のある仕事であると考えて良いと思います。 国家資格は以下のように分類されます。 業務独占資格:弁護士、公認会計士、司法書士のように、有資格者以外がその業務を行うことが禁

      • 理学療法士国家試験に合格するために大切なたった一つのこと,そしてその理由

        59回の理学療法士国家試験が終わり,合格発表を経て,4月の新年度が始まりました.同時に,各養成校の最終学年の学生は国家試験対策に向けた勉強を本格的に進め始めたことでしょう. さて,国家試験勉強.皆さんは国試対策を,教員からやらされていると思っていますか?根拠を持った勉強ができていますか? 理学療法士国家試験は,簡単です.90%が合格するような試験です.簡単です.やるべきことはただ一つ. それは,過去問をやることです.あたり前のことです.本当に誰もが言う当たり前のことです

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        • 【45-46回_理学療法士国家試験過去問 問題をまとめました!】

          10年以上前の回になりますが,意外と似たような問題が出ることがあります.むしろ,国試当日直前は,昔の問題に目を通すことは有効であるとおもいます. インターネット上で見つけられますが,白紙部分などを全て削除し,別冊と合わせたものをまとめます.自分で揃えるのは意外と面倒だったりしますので,そんな方はダウンロードにてご利用ください.

        肩関節後方の制限に対する統合と解釈の一症例

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          理学療法士国家試験49-57回【解答】

          理学療法士国家試験49-57回【解答】

          【49-57回_理学療法士国家試験過去問 問題をまとめました!】

          理学療法士国家試験問題,49回から57回までをまとめています. 問題は,午前・午後を別冊と合わせて1つのファイルにしています. 解答は別記事にまとめています.

          【49-57回_理学療法士国家試験過去問 問題をまとめました!】

          Music for Stroke RehabilitationとMusic for Movement Disorders

          Music for Stroke RehabilitationAbstract Music interventions address multiple areas of stroke rehabilitation, including motor recovery, cognition, expressive language, emotional well-being, and social participation. Interventions have inclu

          Music for Stroke RehabilitationとMusic for Movement Disorders

          2021年度:認定理学療法士試験問題【共通編】

           誤って削除してしまっていたので,再度投稿します.内容は問題含め盛りだくさんです.参考になれば幸いです!  2017年,2021年度の問題を整理しました.認定試験は2022年度より変更となりますが,今後どのような傾向となるかまたサーチを続けたいと思います.  さて,共通問題は9問です.講習会内容が満遍なく出ますが,内容は基本的なことですのである程度の傾向を把握できれば解きやすいかと思います.問題自体は簡単なのですが過去問というものが存在しないので心の準備として利用されると

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          2021年度:認定理学療法士試験問題【共通編】

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          旧 認定理学療法士 共通問題

           2017年,2021年度の問題を整理しました.認定試験は2022年度より変更となりますが,今後どのような傾向となるかまたサーチを続けたいと思います.  さて,共通問題は9問です.講習会内容が満遍なく出ますが,内容は基本的なことですのである程度の傾向を把握できれば解きやすいかと思います.問題自体は簡単なのですが過去問というものが存在しないので心の準備として利用されると宜しいかと思います.  本記事の内容はメモ書きで書いたものを資料と合わせて掲載しただけとなります.本内容の

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          旧 認定理学療法士 共通問題

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          「肥満システムにおける統合因子としてのタンパク質の欲求: タンパク質レバレッジ仮説」

          PMCID: PMC10475875 DOI: 10.1098/rstb.2022.0212 関連書籍としてこちらオススメです. Abstract Despite the large volume and extensive range of obesity research, there is substantial disagreement on the causes and effective preventative strategies. We suggest

          「肥満システムにおける統合因子としてのタンパク質の欲求: タンパク質レバレッジ仮説」

          小脳と運動皮質: 行動の複数の側面を制御する複数のネットワークThe Cerebellum and the Motor Cortex: Multiple Networks Controlling Multiple Aspects of Behavior

          後日チェック用のメモ https://doi.org/10.1177/10738584231189435 要点 ・小脳と視床から一次運動野(M1)への投射は日常活動の実行に重要 ・動物やヒトの研究からこれらの領域間の接続が存在することが確認されているが詳細な働きはまだ十分には理解されていない ・レビューでは、非侵襲的脳刺激法(NIBS)を使用して小脳-M1接続の理解を深める方法に焦点を当てている ・動物の研究から小脳や視床からの情報が運動ニューロンネットワークにどのように統

          小脳と運動皮質: 行動の複数の側面を制御する複数のネットワークThe Cerebellum and the Motor Cortex: Multiple Networks Controlling Multiple Aspects of Behavior

          【メモ】内容は本文を読まないと>>>嚥下の皮質および皮質下神経制御:叙述的レビュー

          詳細は全文. PMID: 37603047  DOI: 10.1007/s00455-023-10613-x Abstract Swallowing is a sophisticated process involving the precise and timely coordination of the central and peripheral nervous systems, along with the musculatures of the oral cavi

          【メモ】内容は本文を読まないと>>>嚥下の皮質および皮質下神経制御:叙述的レビュー

          脳卒中患者における反覆性プッシングの尺度:プッシャー行動と視床性アスタシアの鑑別診断および心理測定学的特性

          DOI: 10.1080/10749357.2021.1950986 Abstract Background: : Few studies have investigated the psychometric properties of the Scale for Contraversive Pushing (SCP) in depth, and none have evaluated its ability to establish differential diagno

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          最適な学習のための85%ルール

          https://doi.org/10.1038/s41467-019-12552-4 リハビリテーションや理学療法分野において85%の設定を具体的にどう考えるか?は課題だと思いますが,これまでの難易度設定に対する考え方を修正することも視野に入るなと思った論文. Abstract Researchers and educators have long wrestled with the question of how best to teach their clients

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          脳卒中患者の回復可能性を予測することで、リハビリテーションの効率は向上する

          DOI: 10.1161/STROKEAHA.116.015790. 論文中で使用されている,Predict Recovery Potential (PREP) algorithmの論文は,DOI: 10.1016/S1474-4422(10)70247-7. Keywords: length of stay; prognosis; stroke; upper extremity. Abstract Background and purpose: Several cli

          脳卒中患者の回復可能性を予測することで、リハビリテーションの効率は向上する

          コクランライブラリー:脳卒中後の活動制限と機能障害に対するリハビリテーションに費やした時間の影響

          https://doi.org/10.1002/14651858.CD012612.pub2 Background Stroke affects millions of people every year and is a leading cause of disability, resulting in significant financial cost and reduction in quality of life. Rehabilitation after st

          コクランライブラリー:脳卒中後の活動制限と機能障害に対するリハビリテーションに費やした時間の影響