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50代・行政書士副業開業の記録(8)~各種の研修~

さて、具体的な業務研修に参加し始めた。

丁種封印業務(ナンバー取付)

車の販売者・ディーラーを助ける形で、車庫証明の書類などと共に、陸運局へ届ける業務。2日間受講した。開業初心者向きで、多くの人にとってはたやすい業務のようだが、私には向かないと思った。まず、日時に追われる点。月曜に依頼を受け、金曜までに間に合わせるなど、とても私の副業には無理だ。そして何より車にあまり興味がない。こうしてできない理由を探している点で向いていないのだろう。しかし、県をまたいだ案件が多いことや、車のディーラー側の事情などが知ることができてよかった。

申請取次業務(入管業務)

ネットでの数時間の講義を視聴し、問題を解く。短いレポートを作成して送付。1か月ぐらいを要した。中身に関心はあるが、不法入国がらみの事件を聞くと、難易度はやや高そう。もうすぐ登録ができる予定。勉強は続け、知人に依頼して業務を体感する予定。それからでも遅くはない。

私事だが、語学が好きである。とはいえ、海外旅行で最低限の用事を済ますレベルでしかないが。NHKラジオの語学アプリが最近はとても便利で、放送の翌週まではいつ・何度聞いても無料なので、毎朝なにか一つは聞くようにしている。メインは関根麻里さんの5分の番組「エンジョイ・シンプルイングリッシュ」。5分聞き流すだけなのでハードルが低く、続けられている。いつか役立つとよいのだが。

これも別件だが、最近「フィリピンパブ嬢の社会学」という映画を見た。フィリピンパブを研究テーマにした大学院生が、当のパブ嬢と仲良くなり結婚したという実話からできた映画。文庫本も出版されている。愛知県の中部大学が舞台・ロケ地だそうで、名古屋で先行上映されたのを観た。もっと深刻なテーマかと思ったが、映画自体はとてもいい話。偽装結婚に踏み込むシーンがあったが、実際はもっとダークなことがあったのではと思った。本当のことはよく分からない。

任意後見業務

県書士会の組織があり、入会前の研修を受講。30時間ほどのビデオ講習を経て、10月に効果測定(筆記テスト)を受けた。

受講を通して分かったことは、まだ制度として使いにくい点が多々あることだ。後見人に就任したら(被後見人が)亡くなるまで辞任できないのだ。行政書士が後見人になる例も10%ほどで(司法書士が最も多い、身内・親族の就任は意外と少ない。”争続”の前哨戦となりうるからのようだ。)、まだまだ使いにくいなというのが実感。今後の柔軟な運用が検討されているようだ。

後見人を指定する立場の家庭裁判所とのやりとりや、定期的な報告など、副業には荷が重すぎるのが正直な感想。ありがたいことに効果測定で合格をいただいたが、入会は保留に。ちなみに入会の際は、会費と保険料が別途発生する。いくらか様子が分かっただけでもよしとする。

まだまだ手探りである。あれこれ手を出して、調べ、人と話せているのでよしとする。昨年まではそういえば本業+試験勉強だけの生活だったので、それと比べれば、稼ぎこそ少ないものの、ずいぶん楽しく感じることも多いので、開業登録してよかったと思う。


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