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真鶴出版から、まもなく新刊が出ます!「風が生まれるところ」勝山千帆 絵と文・制作日記

昨日は、みんなでドイツ装の表紙を223冊分貼りました。

着想から18年、チームを組んでからも4年かかって作っている私の新しい本「風が生まれるところ」。

先週は印刷の立会でしたが、昨日は、4名で、表紙のチップボール紙を手で貼る作業に行ってきました。(藤沢にある東湘印版さん)

「今日、300冊はいきたいね!」と私たちは言っていましたが、朝から丸一日かけて貼れたのは、223冊でした。1000部あるので、まだまだですね〜

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私は、裏に両面テープを貼る作業を担当しました。

見てくださるとわかりますが、一冊づつ手作業で貼っていきます。

私も一冊だけ、表紙を本体に合わせて貼る↑工程をやらせていただきましたが、すごく緊張しました。少しでもずれたら売り物になりませんからドキドキでした。

丸くくり抜かれている部分は、私がフリーハンドで描いたシャボン玉のような少しゆがんだ円。

その通りの型を作っていただき、機械で抜いたもの。

これは、真鶴出版の代表、川口瞬さんの発想です。

このチームを組んでから4年間、いろいろなことがありました。この本は出来るのか、無理なのか、絵も文章も何度も選び直したり書き直したり、紙選びもとても時間がかかりました。

本の装丁でみんなで悩んでいた時に、川口くんが

「思いついたことがある!」

と言って、提案してくれたのが、この装丁、ドイツ装でした。

私と、デザイナーの知香ちゃんは、一瞬止まってから

「それ、すごくいいと思う!」と。

そんな風に、悩んで壁にぶつかっては突破し、、、また壁にぶつかり、、、というのを何度も何年も繰り返してきました。

その本が、もうすぐ完成します!

長い道のりでした〜。

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昨日の作業風景ですが、↑みんな集中して、自分の仕事を黙々とこなしていました。

時々印刷所の社長さんがやってきては、

「お疲れ様!お昼です!」

とか、

「お疲れ様!おやつタイム!」と、

お弁当やおやつを用意してくださって、休憩の時間を取ってくださいます。

毎回この会社に伺う度に、素晴らしい会社なので、感動している私たち。

社員の方達もとても素晴らしく、皆さん明るくプロフェッショナルなお仕事をされています。

私たちの出す難題にもいつも「やってみましょう!」と、答えてくださり、一緒に山を登ってくださるのです。

(社長さんの差し入れ↓おやつタイム)

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さて、まだ終わっていませんが、この後は、本の帯の代わりにカードが印刷されて、セットになります。

原画展も二箇所ほどで開催予定ですので、またお知らせさせていただきます。

本もぜひ手に取っていただき、ゆっくり読んでいただきたいです。

これは大人向けの絵本です。

私はヨガ講師でもあるのですが、「読むヨガ」と川口くんが呼んでくれています。

自分の内側とつながる本。

真鶴出版のサイトからも、間も無く購入できるようになると思いますので、少しお待ちください。

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私は今、原画展の準備に入っています。

絵を額に入れるのも時間がかかる作業ですので、毎日少しずつ進めています。

これを読んでくださっている皆さんともお会いできたら嬉しいです。

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今日も読んでくださりありがとうございました!

ぜひまた読んでいただけると嬉しいです!

Thank you !

あなたにいただいた温かいサポートは、この先も絵本を作ったり、作詞をしたり、ヨガを教えることを続けていくために、クリエイターとしての活動費として大切に使わせていただきます!