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オンラインに乗り遅れるな。

ここ2年程オンラインでのコミュニケーションが変わってきている。具体的には今までまったく会った事のなかった男女がSNSのDMを通して連絡をとり合い、デートしたりする事が起きている。

同じようにSNSがあった数年前までは知らない人からDMが送られてくるのは、少し怖い感じもしたが、今や投稿内容等からある程度判断して会ったりするのが普通になってきている。

人間の慣れとは凄いものだ。

もちろん誘拐関連の犯罪は絶対に起きてはいけない事だし、気持ち悪いストーカーまがいの行為にも注意が必要だ。

しかしこうした背景を受けて未来を考えると、もはやオンライン上でどんな人物達と会わないうちにライトに繋がっているか…が人生に影響を与える可能性が大いにある。

SNSの見せ方が恋愛や友人関係に影響を与えるファッションのように認識されだすのも遠くない未来かもしれない。

SNSの投稿内容を見てどんな人物か予想し合うのだ。

僕自身はその動きはとても歓迎だ。やはりコミュニケーションの発達した方が文化文明はより華やかに強く花開く。

1つの人間関係の和の中で理不尽な思いをさせられたら、すぐに別のグループや人と連絡がとっていける事はとても素晴らしい事だ。

スマホ登場時は若者のコミュニケーション能力の発達が懸念されたし、その辺りの事は僕も映画「City of heat」でも描いた。

しかし約10年程の谷間期間はあったにせよSNSの発達によりコミュニケーションはオンライン上に、出会う前に移行している。そちらの方向に進化しつつあるのだ。

この影響を支える一端としてスマホの4Gによる動画伝達速度の飛躍的向上があると思う。

動画伝達の一般化により、お互いがどんな部屋に住み、日頃どんな趣味があるのかといった事まで知り合えるようになってきた。それ以前のコミュニケーションには、お互いの素性や雰囲気を知らない中でのハッタリのかまし合いのようなものがあったが、それが無くなった。
「どうせ似たような家に住んでんでしょ?あんたも」という訳だ。

神秘性への期待はなくなったものの、誰と繋がってもあまり変わらないという事が知れ渡った。
出身や学校が同じ等、それまでは1つの所属が一緒でない相手を侮蔑的な目線で見てしまう文化があったように思うが、それはなくなった。

大人になって個々として自立してくれば、そのメリットは計り知れない。

つまり文明が一段未来へと進んだのだ。これからは自分がどんな人物なのかのアピール力が必要とされるのかもしれない。

今はオンライン上で繋がっていて初めて会った時に「はじめまして」と礼儀正しく挨拶するところだが、そのうちこれも無くなると思う。

それまでのオンライン上でのやり取り実績のようなものを無にしてしまうので、もったいない。未来は便利で役に立つ方向にシフトして行くだろう。

まだ会った事はないんだけど、オンライン上の誰々のこういう部分は参考にしている…そういう時代は既に到来している。

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