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メソポタミアからインドへの旅、羽衣
文化を表現した羽衣ショール
遥か古の時代、中国やインドを筆頭に
シルクロードを渡り、アジア全体から伝来した
最高峰の逸品を保管し続けてきた正倉院
その中にはインドから伝えられた染色技法
総称して三纈(さんけち)と呼ばれる
技巧の伝承も含まれます
![](https://assets.st-note.com/img/1686577156424-bBY4bjDUou.jpg?width=1200)
インド・ジャイプールで撮影した
纐纈(こうけち)と
ブロック・プリントを融合させた作品
![](https://assets.st-note.com/img/1686577588065-fHiK2FS6ih.jpg?width=1200)
より繊細な印象に
その3種の主たる技巧ひとつ
纐纈(こうけち)は現代でも
絞り(しぼり)と総称し
辻が花の様な高級着物の染色から
有松絞に代表される浴衣染色まで幅広く
伝統工芸として現代の私達に継承されています
![](https://assets.st-note.com/img/1686576730093-7MIy9VU3Hz.jpg?width=1200)
纐纈(こうけち)作品
正倉院の宝物「瑠璃杯」を
イメージして絞り染
今夏の当ブランド・コレクション、テーマは
「 MEETS ORIGIN (原点との出会い) 」
インドからユーラシア大陸全体に広がった
美の文化を当ブランドでは
福島県川俣町の透明な絹織物、世界最極薄の
オーガンジーに浮かべて、ご紹介をしています
![](https://assets.st-note.com/img/1686577912590-p98vogbcNI.jpg?width=1200)
オーダー制作させていただいた
染(纐纈・こうけち)のカフタン
※台湾公演での1枚※
インスピレーション
今回の色彩はメソポタミア文化への想像から
旧年に渡航したイラク、紀元前5千年紀から
人々が暮らしていたとされ、
今も市民の憩いの場、アルビールの城塞
![](https://assets.st-note.com/img/1686578227866-QqVjHgBPbB.jpg?width=1200)
今もアルビールの人達で賑わう
バザール
訪問した時に感じた文化や色彩を
纐纈(こうけち=板絞り染)で表現しました
![](https://assets.st-note.com/img/1686578980580-UN6HaJ5mpC.jpg?width=1200)
(無花果)トルコ産・シリア産
アルビール産と食べ比べをさせてくれますが
旬(11月~12月)しか、いただけない
アルビール産の美味しさ、地消地産
![](https://assets.st-note.com/img/1686579159079-i4AIev1NZU.jpg?width=1200)
シャーリングを寄せて
フォルムも丸くデザイン
染色作品(羽衣ショール)はブランドの
ウェブストアで、ご紹介中です
ユニバーサル・デザイン
一枚布を着手の感性で自由に
羽織れるデザインが当ブランドの特徴です
![](https://assets.st-note.com/img/1686580607430-0bE6i9ZQWv.jpg?width=1200)
実現する繊細な絹同士を繋げる
鍵網(かぎあみ)
このような繊細な鍵網(かぎあみ)の技術で
ポンチョのように被ったり(かぶったり)
ジレのように片腕を通して羽織ったりを
お楽しみいただける
着物やアジアの民族衣裳の考え方を
原案にした独自の羽衣デザインが特徴
![](https://assets.st-note.com/img/1686580699749-yr7yl8SwnE.jpg?width=1200)
平安時代の絹衣(KADUKI)から
デザインを膨らませた作品
染色の仕上げは筆を使い、アート作品の様に
暈しを入れることで独創性を高めています
細部の仕上がり迄、作品は私(河野自身)と
職人による1つ1つ手作業で制作されています
![](https://assets.st-note.com/img/1686580848521-vj9ahXx8Sd.jpg?width=1200)
暈し(ぼかし)が特徴的な作品
~ WP WORLDのウェブストア、アート作品
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