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自然界と水羽衣(福島県・川俣町)
礎なる、絹織物の再構築
3.11以降、足を運び続けた
福島県・川俣町
2023年、日本国内とシンガポールで
展開する最新作アート・ストール&スカーフ
そのコレクション準備に向けて礎となる
希少な絹織物を求めて数年ぶり、出張です
ブランドの定番
世界最極薄のシルク・オーガンジーに
浮かべるアート・クラフトの世界
最初は徳島県の本藍染から
スタートしたストール・コレクションは
時を経て、白生地へ
シルクロードの文様や自然を描きながら
よりユーラシア大陸の文化を感じる
作風へと、視界を広げています
![](https://assets.st-note.com/img/1675314231893-TBYboNcCaD.jpg?width=1200)
日本の伊勢型染の源流
インドのブロック・プリントで
日印の草花をほどこす
福島駅から川俣町に向かう途中、
雄大な阿武隈川の情景は
日本画に描き表した様な銀世界でした
![](https://assets.st-note.com/img/1675314049974-H5joC9EJfz.jpg?width=1200)
山々が墨濃淡の世界
2011年、東日本大震災直後
交通機関が復帰したニュースを知り得て
直後に高速バスに乗り込み、
訪問した当時を思い返します
福島・川俣の自然が1400年以上
恵みを与え続ける、絹織物の文化
その魅力を世界に羽ばたかせたい
願いを平和の象徴
「WHITE PIGEON」に込め
ブランドを創業した頃が懐かしく
そして若過ぎたな・・・とも
試行錯誤を積み重ねながら
独創性を探求する作品を
ご紹介させていただける顧客様が
いらして下さる事を御礼申し上げます
![](https://assets.st-note.com/img/1675306495312-LFJacseugD.jpg)
端始末の方法で試作依頼に
工場めぐりをしていた頃(2011)
差異
![](https://assets.st-note.com/img/1675313628371-gizgNGnADa.jpg?width=1200)
絹糸を晒し
織り上がりの美しさを探求
日本の織物は例えるなら、質実剛健
極限まで絹糸そのものの
素材の良さを引き出す仕事
羽織心地、巻き心地は唯一無二
その中でも福島県/福井県の山間で
育まれる絹織物は例えるなら
自然界をあわせ鏡で表したような、
静かなる光沢と
研ぎ澄まされた印象が魅力です
清流なくして美しい織物は生まれない
絹糸を水通しすることで市販品の
シルクの様にヨレが生じない
正善とした水羽衣が紡がれます
![](https://assets.st-note.com/img/1675315127581-dHIC5uGFW1.jpg?width=1200)
または2本をくぐらせて織り上げられます
![](https://assets.st-note.com/img/1675315816744-lLMNbM4An5.jpg)
乗り越えて伝承される技巧
![](https://assets.st-note.com/img/1675316310671-TiA8szOtkk.png?width=1200)
たゆまなく製造されています
神々しい自然界の借景
![](https://assets.st-note.com/img/1675333573790-HLyA6ypBiW.jpg?width=1200)
川俣町の絶景
阿武隈川の恩恵から伝承され続けている
川俣町の地場産業、絹織物
地球環境と平和
壮大なテーマへ私達が生活の中で
どのように向き合うのか
透明で繊細な絹織物に
アート・ファッションで表現する
夢の世界を、これから描いて参ります
![](https://assets.st-note.com/img/1675334426016-mFfYovROHj.jpg?width=1200)
二重に織り合わせた水羽衣
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