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Mike Kelley-切実な部分をイメージ化する

マイク・ケリー(Michael "Mike" Kelley、1954 - 2012 US):現代美術アーティスト、絵画、インスタレーション、コラージュ、オブジェクト、ビデオ・アート、音楽、パフォーマンス・・

過去、1/4世紀で最も影響力のあるアメリカ人アーティストの1人であり、ユナイテッドの大衆文化を通じて、社会の奥深くに潜む様々な問題点を探り、それらをアートシーンに持ち込んだアーティストだ。(参考 AP通信)
そして、1980年代のマイク・ケリーは、社会的な問題、階級制度やジェンダーなどのマイノリティに対する差別、暴力、性などを題材にアメリカ的なジョークを交え作品を発表した。

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Pay for Your Pleasure

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Day Is Done

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(c)Mike Kelley

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略歴-Michael "Mike" Kelley
1954年、*デトロイトの郊外で生まれる。
1976年、ミシガン大学を卒業
1978年、カリフォルニア芸術大学(California Institute of the Arts-CalArts)で学ぶ、そこでの、ジョン・バルデッサリの影響による、現代美術と表現手段への方向性は大きいだろう。
1980年代にはかぎ針編みの毛布、布人形など使った代表的な作品を制作。
1987年、代表的な作品「More Love Hours Than Can Ever Be Repaid」を制作。
1988年、代表的な作品「Pay for Your Pleasure」を制作。
2003年、グッゲンハイム記念財団奨学金賞 受賞、そして、数多くの賞と多くの展示がなされている。
2005年、「Day Is Done」: 365日のテープで構成されたパフォーマンス/ビデオで、1年に1日ずつ行われた。(Day is Done, a performance/video which consists of 365 tapes, one for every day of the year.)
2012年、サウスパサデナ(ロサンゼルス)の自宅で自ら死亡、57才、残念だ。

Day Is Done-Mike Kelley

Mike Kelley by Stedelijk Museum Amsterdam


(追記)*マイク・ケリーは、1954年にデトロイト(ミシガン州)郊外のウェインで生まれた。
父は公立学校の維持管理を担当し、母はフォードモーターのダイニングルームで調理をしていた、それは、いわゆる労働者階級と言われる階層だった。もう、この時代は、アメリカ成功の秘話のような貧しさから、ここまで、のし上げったという事がステータスになる時代ではなかった。
そして、絵画、音楽を通じて、彼のコンセプト(生い立ちから)をエネルギュシュにアートという手段で展開した。
マイク・ケリーの文化、それは切実な部分をイメージ化するという事だ。


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