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映画イージー・ライダー-その時代はベトナム戦争だ。

イージー・ライダー(Easy Rider-1969)
監督:デニス・ホッパー
脚本:デニス・ホッパー/ピーター・フォンダ/テリー・サザーン

メキシコからロスへのコカインの密輸で金銭を得て2人(ワイアット、ビリー)は、時計を捨て、カスタムされたハーレーダビットソンで、自由の国アメリカの自由を求めてカリフォルニアから、南部のニューオリンズ(バージニア州)の謝肉祭に向かうに旅に出る。道中、親切なカトリックの農家に出会うこと、ピッピーのコミューンに立ち寄り違和感を感じることもあった。ただ、泊まることさえもできない時もあった。そして、彼らは、ニューメキシコでの祭りで無許可のパレードに参加してしまい、留置場に入れられてしまった。そこで知り合った弁護士ハンセンと釈放後3人は野宿しながらニューオリンズの謝肉祭への旅を続ける。ただ、マリファナを吸いつつ、自由を体現する彼らは行く先々で拒絶的な扱いをされる、保守的といわれる南部ニューオリンズ手前(ミシシッピ川の支流)でのラストシーンでは、あっけない程、当時のアメリカの現実に直面せねばならなかった。

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そして、それは、ベトナム戦争という非常事態の最中(1969)のことだ。
監督のデニス・ホッパー(ビリー)は、2010年に、そして、主演のピーター・フォンダ(ワイアット)は2019年8月16日に死去した。
禁断のマリファナは、アメリカ合衆国では、依存性の問題も含めて、あえて合法にしたカリフォルニア州等で増えつつあるが、今現在(2019.11)、ニューヨーク州では、ここへ来て議論を巻き起こしている。
半世紀前の映画の話だ、すべてが、1つの時代の流れかも知れない。

Easy Rider-Intro

Easy Rider © 1969, renewed 1997 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.


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