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聖書と絵画-キリストの降誕図


キリストの降誕図(こうたんず)-概略
飼い葉おけの中での幼子イエスと、愛に満ちあふれた表情で見つめる聖母マリアと夫ヨセフ、左側には、かけつけた羊飼いたちの礼賛の様子が描かれる。

Adoration of the Shepherds(羊飼いの礼拝-1622年)-ヘラルト・ファン・ホントホルスト(Gerard van Honthorst/ 1592-1656 オランダ)当時の欧州では、イタリア美術に傾倒していたが、ホントホルストもその1人だ、主に当時の宗教的な歴史画、肖像を描く、また、美術教育にも携わる。

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                      Fig.ヘラルト・ファン・ホントホルスト

(註)Nativity, the birth of Jesu.
イエス・キリストは、ベツレヘムの馬小屋で生まれた。
ローマ帝国の初代皇帝アウグストゥスにより、人口調査のため住民登録の勅令が出された。
人々は、自分の町へ帰っていった。マリアの夫ヨセフもダヴィデの家系であり、ガリラヤの町ナザレを出て、ユダヤのベツレヘムのダヴィデの町へ行った。

そして、天使から受胎告知を受けた聖母マリアは、その時、すでに身ごもっていた。マリアと婚約したヨセフは、二人でいっしょに住民登録するためにダヴィデの町へ向かった。
ところが、マリアとヨセフがベツレヘムに滞在している間に、マリアは月が満ちて、初めての子を産み、布にくるんで、飼葉おけの中に寝かせた。それは、宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからだ。
(ルカ福音書2章1-7節)


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