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アラン・カプロー:アーティストの死を考える(イメージと文化)

アラン・カプロー:アーティストの死を考える(アーティストの死と、イメージと文化)

アラン・カプロー(Allan Kaprow,1927 - 2006/アメリカのアーティスト)
アラン・カプローは、アートと生活との間にそれまで存在していた壁を否定し、観客もまた作品の一部であるという新しいロジックを展開した。

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by Allan Kaprow

アーティストの死は作品の終焉ではない

ジャクソン・ポロックの後、次の芸術家はどのように繁栄することができるのか?
それは芸術家の死の余波でかなり重要な問題だろう、それは、文化継承という視点もあるだろうし、芸術家自身ではなくても、「次のポロック」を探している批評家、ディーラー、キュレーターの数が増えている中で、激しい派閥の戦いを発生する。それは、その表象の延長上の作家・作品(パラダイムシフト)を求めるだけなのか・・・・?

アラン・カプローは、1950年代後半に芸術慣行の変革を早める孤高の理念を表現した人の1人であった。
それは、一人称を複数形で書くと、まるで彼の声が完全な世代を表しているかのように、アラン・カプローはエッセイで説明している。
「ジャクソン・ポロックの遺産」(1958年):「私たちは彼の一部でした。彼はおそらく、完全な自由に対する私たちの野心の具現化でした。」-Allan Kaprow

作品にも、アーティストにも時間的なスパンで切られる命がある

アラン・カプローの短命な作品やアーティスト(表現者)の命を、さまざまなプレーヤーが繰り返し演奏できる、他の人が自分の即興演奏を追加してくれたことを喜んでいるようだった。-New York Times 

それは、アラン・カプロー自身、ハプニングのためのパフォーマンスに、他の場所の「ヤード」(庭)を数回再現している・・・それらの作品自体にも、アーティスト自身にも時間的なスパンで切られる命があるからだ。

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visual essay-comfort zone by Allan Kaprow- Allan Kaprow

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by Allan Kaprow

参考:ロサンゼルス現代美術館(MOCA)他

次回は、Fluid - Happening by Allan Kaprowをお送りします。Fluid (流体)は、映像を交えて・・・お時間の許す折に・・

#アラン・カプロー    #ハプニング #命のスパン #アーティストの死 #アーティストの死とイメージと文化   #Happening

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