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レッジョエミリア報告会に行ってきた

■レッジョエミリア報告会

今、注目されていると、アートと探究教育の地、
イタリアの"レッジョエミリア"!

そこに行ってきた方々たちによる報告会のレポです〜

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会場ははなまる学習会 南森町教室!

今日の会場は はなまる学習会 さん!

初めてきたんだけど、素敵な空間、熱い人たちが集まる教室、、、!

https://www.hanamarugroup.jp/hanamaru/

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レッジョエミリア報告会に行った理由

T-KIDS梅田で探究国語(めちゃおもろい)をしてくれてる探究業界の第一人者であり

織田が大尊敬する、知窓学舎の矢萩先生に"海外に行くならどこ見るべきですか?"と聞いたら

"織田くんアーティストだし、レッジョエミリア、いいよ!!"

と言ってくださったので織田は来年見に行きます!
その前に、実際に行ってきた方々の話を伺う場があったので行ってきました!

(ちなみに)AI時代生き抜く探究国語について

ちなみに上に記載した、矢萩先生の知窓学舎のページはこちら!

http://chisou-gakusha.jp/

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梅田での探究国語教室はこちら!

https://tkids.tsite.jp/umeda/classes/1728.html

読んだ小説の一文にみんなでお題をつけよう!というクリエイティブな要素や、

ネット上のブログなどを読んで、これは主張か、真実か?を見抜く力をつける要素を学べたり

とにもかくにも、AI時代に代替されないクリエイティブな力や、真実を見抜ける力をつける、国語教室!

レッジョエミリア報告会

話戻りますが、レッジョエミリアについて事前に知るために

スタカフェで繋がりがある三原しげっちさんに誘っていただき、レッジョエミリアに行ってきた人の報告会に行ってきました!

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レッジョエミリア見に行かれたのは民間、公問わず、小中高などに教えてる教育関係者6名! 素敵な熱い方ばかり、、、!

報告会に来てた方も、小学校の先生や、民間の先生など!

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■パワポ共有

すごいことに、パワーポイント全て頂けたので、興味ある方や、もしお時間ある方は見てみてください!

https://m.box.com/shared_item/https%3A%2F%2Fapp.box.com%2Fs%2Fleujwzzozmhit0vr9cya9xzdl4l64dj3

では、ここからは簡単なサマリーとしての織田レポ!

レッジョエミリアとは?の背景

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イタリアで1963年から、レッジョエミリアという地域で行われた、アート×教育に加え、街中の環境でこどもたち自立や自発的な探究を後押しした教育的環境的事例がある街!

戦後に女性の権利や地位の向上とともに、こどもたちの権利の見直しや、こどもたちの自主性を活かした教育に目を向けることになったことが背景にあります!

レッジョエミリアとは?

レッジョエミリアといえば、

どの教室にも先生が2人いて、

片方は教育の専門家
もう片方は美術の専門家!

アート×教育を大事にしていて、1963年から始まってる教育!(実は戦後からやっている!)

**レッジョエミリアの思想 **

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フィロソフィーとしては、

"こどもは有能であり、100の言葉を持っているものの、それを社会や大人が減らしている"

なので、ゴールなども設けず、こどもの興味のままに探究をさせ、それとともに大人も探究する
ということをコアにおいている!

答えのない教育で、過程を大事にするため、

→中学/大学/将来どうするんですか?という質問に対して
"今は過程が大事だからわからないわ"と口にする保護者が多い
らしいです!(該当でアンケートもしたらしい、すごい)

こればベストだ!というわけではなく、一つの事例として参考にしてみてくださいね!

アート×教育

他の特徴でいうと、

・2人の先生(アートと教育)
先生は各クラスでアートの専門家と、教育の専門家の2名!1963年からはじまったというものの、これからの、人間としてはAIやコンピュータたちと差別化するための

クリエイティブが必要な時代にあった教育な氣がしますね!

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あとは

・"学校"というより町ぐるみで教育を組み立ててる
→博物館に行けば性や、人間の過ちの歴史などタブーも、"隠すのではなくそこから学ぶ"ために開示されてる

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公的にしてるからこそ、閉じずに色んな多様性を受け入れられる!
これは日本の"公"が閉じ気味なのに対して、陸続きで多民族のヨーロッパならではの"公"の性質の違いですね!

■街で学びの"環境"を作る

→街のアトリエには画材や廃材が自由に使えて、こどもたちが作品を作るための環境を与える

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T-KIDSの柏の葉のVIVITAも同じ思想がありますね!

・ドキュメンテーション
→動画や音声、作品などでこどもたちのアウトプットを記録し、先生や保護者がそれを見てこどもの光所を探したり議論する

・親の参加は絶対
"親が関われたらいい"ではなく、親(両親)の関与はマスト 。これも環境という背景が故だと思うのと、良し悪しはあると思うけど、

本人以外で一番当事者意識がわく親の参加は重要だと織田も思う!

・モンテッソーリ教育との違い
→同じイタリアのモンテッソーリは教材や使い方がかっちりしてるけど、レッジョエミリアは素材と、探究的。

→カリキュラムではなく、プロジェクト。答えはないし、答えのある問題を出さない。

・こどもも先生も探究者
先生も常に挑戦し続けてる先生であるべき。生きて、向上心を持って探究的に学び、実践をする大人のリアルを見せる。


■(参考)ドキュメンテーションとは?

写真、動画、録音などでこどもを観察する。

こども評価するためではなく、こどもを観察して伸びそうな部分などを見つけたり、保護者や先生が議論するために記録をしている。

ちなみにこれがドキュメンテーションシート

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目のマークが入ってるところが、先生が声がけをしたり、問いを投げかけたり、介入したところ!

教師のアプローチも後で見返せる!おもろ!

織田意見 1 日本でどう導入する?引き算が必要!

ただ、見学に行かれた方々の中の意見として、録音などは、今の日本の小学校などにいきなり入れるには、

先生の負担が増えすぎてしまうため、
何かを引き算しない限りは、導入する上では課題に感じられたみたいで、その通りだなーと思いました!

今の教育現場では、ダンスだのプログラミングだの、カリキュラムに枝葉の部分の足し算が多くて、現場の先生は疲弊してしまいやすい環境ですよねー

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教育現場の方々は、本当に想いがあって死ぬ氣でやってる人が多いのに、なぜ好転しないのか?と思うと

きっと
何を削るか?が大事で、

ベースの国のカリキュラムという制約から、何かを削ってみれる余白を作る中で削ってみて

その中に理を見つけて、それをコアにした教育に戻していくことが大事なんだろうなーと織田も思いました!

そうなってオペレーションや現場自体はシンプルになって、ドキュメンテーションなども導入できる。

あとそのさらに先生の労力を補うためにも"環境"が大事なのかな、と思いました!

ドキュメンテーションの良いところ、見逃したポイントも観察できる

でも良いところとしては、その瞬間に見過ごしてた小さな動きなどを見つけられるし、

保護者との共有にはすごく良い(目線合わせ)という意見もありました!


■織田意見2 制約と問いの度合い

あとは、ただただ、環境さえあれば自由に放任するだけでこどもたちのポテンシャルが開花するのか?

というのは織田がまだわかってないところ!

あと、環境によっては、
"●●をやろう!'というお題の設定などの制約の幅

こどもたちを観察して、良いタイミングで、さらに学びを深める
"なんでだろうね?""もっとこうしたらどうなるかな?"などの問いの言葉がけ

でもと同時に教師の枠の中に狭めない言葉がけ

というバランスが難しいなーとも思いましたが、

レッジョの思想から考えると
"問い"により大人の"枠"ができたとしても、

それがその大人のリアルだからこそ、
"その大人が声をかけない"のではなく、

"沢山の大人に合わせて色んな枠を見せる"
方が思想と会うし、クリエイティブを削がないのかなーと思いました!

織田意見3 T-KIDSで取り入れらるところ

アーティストとして活動してきた織田としては、こうしてアート×教育というのはすごく運命を勝手に感じてるのですが、

かといって、すぐに何か取り入れる!とかこれが答えだ!とかはあまり思ってなくて、

歴史の上で成り立ってきたものなので、すぐに置き換えられるとは思わないのですが、

T-KIDSとかぶる意識(やってる)

・教育のプロと職業プロとこどもたちが会う場
・答えのない教育の場を作る(T-KIDSがスタンスを示す"探究")

T-KIDSで今力入れてるしもっと力入れたい
・プロジェクトベースで学ぶこと
・保護者さんたちと一緒に作る

**もっと力入れていきたい
・他施設と連携する
・環境からのアプローチ
・今でもインスタなどしてるけど、もっと観察用の記録として意識できるかも? **

と織田の意見もおおめに色々書きましたが、

いずれにせよ、やっぱ現地で見たいので、来年8月の、夏のイベント落ち着いた時に見に行きますー!

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「生き様表現者」(アーティスト)として みなさんの日常に刺激、気づき、、新しい概念を提供するため、 生き様をそのまんま載せます。 ・家族、仕事のあり方と目指す過程 ・会社員でアーティストの生活 ・28歳、上司としてしてること ・社内100人以上、社長にも出してる織田のDaily ・年440人相談を受けて感じる今の世の中 ・教育業界に入って感じる今 ・今のアーティストの生き方 ・織田のノート

織田の「今」を記した「ありのまま」の表現者としての 月額ワンコインマガジンです! 家族 / 子育て / 教育 / 働き方 / アート /…

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