地水火風
秋も深まり、風が冷たくなってきましたね。ついこの前まで「暑い暑い」と言っていたのはなんだったんでしょう?
ところで「風」ってなんで生まれるか知ってますか?
それは「温度差」ですね。
例えば太陽光で空気が暖められます。温かい空気は膨張し、上昇します。
上空は空気がどんどん集まり、気圧が高まります。高気圧ってやつです。反対に、周囲は気圧が下がります。その気圧の差によって空気に「流れ」が生じます。それが「風」の正体です。
しかし、古来よりエレメント(元素)として言われる「地水火風」の「風」は、今述べたような科学的な理由に基づいた風なのでしょうか?
エレメントは、元素です。風という空気の流れの「元」があります。上の説明では「温度差で空気が流れる。それで風になる。へぇー」で終わってしまいそうですが、よく考えてください。
「なんで?」
ってなりません? 何でも言われたままに飲み込むの大事ですが、もう一歩思考を深める練習です。つっこんでください。
風の例で言うと、風という現象の理屈を生み出す理屈がわからないのです。
同じエレメントの「火」もそうです。風の説明にもありましたが「温まると上昇する」わけです。だから火の性質は上に上にのぼります。そして当然「熱」がありますが、
「いや、なしてやねん?」
ってツッコミは可能です。もちろん答えは「そうなってるから!」で終わりです。
でも、科学的なエビデンスを超えた部分に、この「元素」、つまりエレメントが存在しているのです。
火も風も、地球上のものだと思いますよね? 真空では火は燃えないし、風は吹かない。しかし、宇宙にも「火」はあり、「風」もあります。それは太陽の核融合とか、そいういうことではないです。「元素」があり、常にそれらが見えないところで働いています。
陰陽五行「木火土金水」も似ていますし、これを「東洋と西洋の違い」くらいにしか思っていない方も多いですが、元素(エレメント)と現象の元(陰陽五行)と僕は捉えています。陰陽五行「木火土金水」ですら、エレメントという元素の上に成り立っています。
陰陽五行「木火土金水」は比較的感じやすいです。敏感な人じゃなくても、まず目の前に火があり、水があり、土があり、それは木火土金水の顕在化であり、その前の現象としての「温度」とか「硬さ」「空気感」で感じる方もいるでしょう。
しかし、エレメントは我々の「五感」ではとらえられないくらい繊細な法則です。これは物質とかエネルギーというより、宇宙法則のようなものです。
しかし、理解できないから「ない」というのは早計です。ない、というのなら、古来より、エレメントが研究してきた先哲はみんなアホだったということになりますが、そんなわけありません。
エレメントは、我々の世界に、当然に、我々の中にも、常に発生しています。それは宇宙の正統なる流れです。
あまりこういうことを言うのも憚れますが、「神の所業」です。
神、ですよ? 宇宙で一番偉いんです(笑)。しかし、この神の所業を阻むことのできる、唯一の対抗馬が宇宙には存在します。
「え?神の力に逆らう存在? 悪魔?」
なんて安易に考えるなかれ。
神の法則を、この宇宙で唯一無視できる存在。無視どころか、神の法則を勝手に捻じ曲げることすらしちゃえる存在。
「THE・人間」
です。
そう、あなたです。今これを読んでいるあなたです。
人間は、神の似姿として作られ、自由意志を与えられました。自由だから、あえて「法則を破る」「正統な道から外れてみる」という自由があり、人間はそうやってどんどん神と同等の力を失っていきました。今はもう自分が神の子であったことすら忘れています。
宇宙にはエレメントが常に正常に働いていますが、あなたの見ている世界や、あなたの内面のエレメントはどうでしょう?
あなたはすぐに感情的になり、振り回されませんか?
あなたの思考はバラバラで、あっちに行ったりこっち彷徨ったりしてませんか?
あなたはほぼ無意識に「クセ」で言動を出していませんか?
体の水分代謝はどうですか? 快活で水々しいですか?
これらはエレメントが乱れているから、とも言えるのです。正常な宇宙の法則が適応されず、ぐちゃぐちゃになっている。
人間ってそういうものといえばそういうものですが、現代はその「極み」と言えるでしょう。
ではそれを調えるには?
さまざまなやり方があります。わかりやすいのが、自然の中にいくことです。なぜならそこには正常なエレメントが満ちてるからです。自然の流れに身を委ねることで、自身のエレメントを調律できます。
心の在り方も重要です。不自然な意識や、あまり極端な考え方をせず、大らかに、寛容で、流れに委ねながらリラックスすること。
そして、一番身近で、強い影響力をもっているのが「音」です。
音、なので必ずしも“音楽”というわけではないです。もちろん、音楽も含まれますが、音には体内の物質的な器官(細胞、体内細菌など)に振動させて直接的に働きかける作用はエビデンスとして証明されていますが、実はもっと深いものです。
深い、というのは、繊細であるということです。目に見えない領域に及び、むしろそちらの方が影響が強いでしょう。
耳に聞こえる音ではない、音の生まれる前の音があり、すべての「響き」には、波動があり、それは「意識」です。その意識は、宇宙のものです。
以前、こちらのnoteでも書きましたが、
「音」の持つ可能性は、(それは耳に聞こえる周波数領域ではなく)これからどんどん開発、発見されると思います。
クリスタルボールやシンギングボウルの瞑想会など、そういうものも素晴らしいと思いますが、人間の「声」には広範囲の倍音を出し、自由に、ピンポイントに波動を放つことができます。そして、人間同士ですから、響き合い、共鳴も強いです。
だから僕は「声」の可能性にかけています。
声による「癒し」「意識の開花」「浄化」があり、そして音楽としての「喜び」や「安心感」「楽しさ」。
というわけで、ちゃんとお知らせしてませんでしたが、直近でそんな「声」を使ったイベントがあります。
アコースティック・ライブ形式ですが、瞑想会的な要素もあります。
時間は、地水火風をテーマにした歌と音楽による、浄化と瞑想的な調律。そして祈りの歌で90分を予定しています。そこでイベントのメインは終了で、その後は30分ほど、楽しい音楽タイムとして少し個人的な歌を歌います。
去年から精力的に、何度も東京・大阪でアコースティックイベントを行いました。しかし、今後はペースを落とします。当分の間、ライブ形式は行いません。
こちらのボイスヒーリング中心となります。
11月24日(金) ボイスヒーリング「調う」東京 参考note ⇨「voice healing『調う』」
12月1日(金) ボイスヒーリング「調う」大阪 満席
今回のLIVEも、かなり「調整」「調律」の要素は強いです。ぜひ、生の歌と、地水火風の調整と、瞑想空間に遊びにいらしてください。
Youtube更新
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