階段を登る
人が『幸せ』になるためにどうするか? 実はそれに関しては至って簡単である。
今、幸せになること、です。
それだけです。たったのそれだけ。
そもそも“幸せ”って「感覚」であり、そもそも「主観」ですから、いつかどこか未来にはなくて、「今」にしか感じれないのです。だったら今ここで幸せに“成る”しかないし、それだけが唯一の方法です。
ちょっと頭を使います。まず自分の現状を見渡します。ひょっとしたら今あなたは自分の人生に不満があるかもしれないし、幸せなんて感じれないという言うかもしれないけど、とにかく今は集中して、自分の不足や不満を見ず、今ある満足に意識を向けるのです。
たとえば、空気が吸える。ご飯が食べれる。動く身体がある。太陽がある。水道があり電気がある。食べ物がある。親がいる。家族がいる。友達がいる。仕事がある。
我々が「当たり前」と思ってるものが、当たり前ではない人や、当たり前に揃っていない国もたくさんあります。
我々がいかに恵まれているかを考え、「知足」の精神を保っている時は、人は幸福感や感謝の念が湧き上がります。これで「幸せな人」のいっちょ上がりです。
はてさて、そうはいっても、人の欲望は尽きぬもの。今ある幸せの材料は「当たり前」になって感謝を忘れ、今持っていないものをたくさん見つけて、そちらばかり見て、幸せどころか「不幸」を感じています。ここに関しては天才的だなと思う人さえいます。
しかし、それら「不幸」の要因は、考えればキリがない「不安」です。
そしてその「不安要素」を全部消さないと自分は幸せになれないと思い込み、不安を無くそうとやっきになる。
これは完全な悪循環ですね。みんな一度はここにハマります。
しかし、この悪循環に何十年もハマりっぱなしの人もいるけど、多くの人はそこから「学ぶ」ことができます。
そう、僕らは学び、成長します。
なんのために成長するのでしょうか? 幸せになるためでしょうか? 不安をなくすためでしょうか?
理由はわかりません。ただ、宇宙は常に「変化」していて、僕は変化し続けるという“命題”を背負って生まれています。
変化には2種類あり、「上昇」か「下降」か。別の言い方をすると「進化」か「退化」です。
スピリチュアルの方に多いですが、
「人生は善いことしか起きてない」
「人類は上昇してる」
「人間は進化している」
と謳う方がいますが、考えてみてください。世界には退化して滅んだ種族や、滅んだ文明や民族がたくさんあります。どうして自分たちだけが特別にそのリスクを回避できるのでしょうか?
常に、どちらの可能性もある、というのが宇宙の平等性だと僕は思います。
だけど、我々には「選択」がある、ということです。そこにはある条件があり、「自分を生きている」という、自己の確立が前提ですが、自分を生き、今を生きる人は、選択肢があります。
下降するか? 上昇するか?
上昇を「成長」と言ってよいでしょう。
成長するとどうなるか? より自由度が増し、選択肢が増えます。かつて難しかったことが容易になったりします。そして、それを人に伝えたり与えることで、循環の法則に入ることができます。
幸せは「感覚」ですが、その時の喜びや、明るい感情は伝達し合います。そして、与えれば、戻ってくるので、人生における良い循環と呼べるでしょう。
しかし、ただ「循環」して終わり、じゃありません。変化し続けるので、必ずその循環も変化し、良いペースも崩れる時が来て、別のリズムを作らないといけない。ここでまた選択が起きて、上昇と下降の道がある。
僕らはそんなふうに「成長」を繰り返します。実人生においても、幼稚園から、小学1年生、2年3年4……、中学、高校、大学や専門学校と、カリキュラムは多様化し、複雑化し、レベルが上がっていきます。
幸せに成ることは、冒頭に書いたけどいつでもできます。実際のところ、幼稚園児や低学年児童も、無邪気に遊んでる時は楽しくて超幸せです。
だけど、もしもずっとそのままだとどうでしょう? ずっと幼稚園児。ずっと小学1年生で「幸せ〜、楽しい〜」だけで過ごせませんよね?
僕らは「成長せざる」をえないし、次のステージに行くためには、然るべきカリキュラムをクリアしないと行けないのです。
小学校の低学年の勉強より、高学年や中学校の方が難しいです。当たり前です。それほど頭を使うし、基本を知ってないとできません。
日本の教育制度はまだまだ「詰め込み型」「暗記型」ですが、本当の教育は「自分で考える」ことが重要であり、欧米のハイレベルの学校では、暗記よりも自分で考える力重要視されています。
で、こっからがこのnoteの本題。
これ、人生も同じですよ? ってことです。
あのね、人生もね、難しくなるんです。やってくる試練は、以前の試練より難しいものがやってくるんです。だから成長するんです。
もちろん、かつてクリアしたもの。かつて挑んで苦労したものが、修練や熟練により、「楽にこなせる」というのはたくさんあります。手作業やスポーツはもちろん、人間関係とか、その辺のことでさえ、若い頃より、社会にもまれた中年の人の方が、初対面の人との関わりとかよく知っていて、無駄な気苦労は減って楽になるでしょう?
しかし、できるようになったことをただ繰り返すとどうなるか? それは退化が起きます。下降です。
上昇するには、さらに未体験の世界に入って、そのプロセスを通過する必要があります。
そして、上昇にはそれだけでは足りません。「楽しい」という感覚が必要です。嫌々やってると、どんなことでも人は下降します。
挑戦する喜びや、新しい世界観に出会う喜びを見出す前向きな思考法は必要になります。長期的に物事を捉える視点も必要でしょう。
それらを踏まえて、あなたが今挑戦してることや、学んでいることがあるとして、それはあなたにとって簡単なものですか? それとも難しいものですか?
もし難しいと感じたり、習得に苦戦してるのなら、でもその困難も明るい気持ちで向き合っているのなら、すでに上昇の中にいます。
上昇は、何か「結果」が出た時に起こるのではなく、プロセス(過程)にいるときに起こります。もちろん、自我は結果や成果がないと納得できませんけど、人間の本質的な部分における自己成長と上昇、進化は、まさしく今、全身全霊で立ち向かうその時に起こっています。
結局、一番何を言いたいのかと言うと、
「諦めんな!」
ってことです。未知なる世界に足を踏み入れて、ちょっとやってできないからといってやめてしまうのは、せっかく始まった上昇が止まり、そこで「楽(らく)」という、既知(すでに知ってる)で取り繕うのは、自己成長どころか退化の道を下降します。
もちろん、休息は必要ですよ? しかし休息のつもりが、近道探し、抜け穴探しになりがちなのが人間です。
今という貴重な時間を、命を燃やして生きてほしいのです。そんな近道やウラ技探してうろうろした分だけ、結果タイムロスです。
僕の言ってることは厳しいでしょうか?
確かに、僕のようなタイプの、心の世界や精神世界を語る他の人と比べると厳しいと感じると思います。実際よく言われますし(笑)
でも、本当にあなた自身が自己成長をして、自由度を増した人生の中で、意識レベルを進化させるためにはどうすればいいのか? あなた自身がよくよく考える必要があります。
だから僕の話も「一つのサンプル」です。正しいかどうかはあなたが決めることですから。
階段は登山のようなもの。山は上に行くほど面積は狭いです。たくさんの人はそこに立てません。しかし、実際に登る人は少ないから問題ありません。
だからある意味とてもシンプルです。登りますか?降りますか? その2択が、いつも目の前にあります。
☆ イベント一覧
10月29日(日) 地水火風と祈りの唄(大阪)
10月31日(火) 歩く鞍馬山 残2席
11月5日(日) 地水火風と祈りの唄(東京)
11月11日〜13日 探求クラブ安曇野リトリート(探求クラブ・掲示板にて)
11月15日(水) visionワーク in 京都(オンラインを含むvisionセミナー受講者のみ)
11月18日(土) つながるからだつながるこころ 東京
参考note ⇨「日本人の体」
11月24日(金) ボイスヒーリング「調う」東京
参考note ⇨「voice healing『調う』」
12月1日(金) ボイスヒーリング「調う」大阪 満席
12月2日(土) つながるからだつながるこころ 京都 残4席
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