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体の使い方

この一年間、体の使い方についての勉強をしている。

スポーツをするなら勉強しなければいけない


それまでは、自分なりに考えて研究して
スポーツを行なっているつもりだったが、
本質的には間違っていることも多かったと今なら感じる。

今年度初めて、小さい頃から行なっている競技とは
違う競技に携わる機会があった。陸上競技である。

陸上競技は、スポーツの根底というべき運動が多い。
走る・歩く・跳ぶ・投げる。
スポーツをする上で当たり前の運動を高める競技だ。

この世界に少し入ってからの第一印象は、
「え、そんなに考えて運動しているの。」
体の動かし方を、物理学とか運動生理学とかに
沿って考えているのである。
色んな指導者の話を聞いていくと、「なるほど」
と思うことが多い。理屈があるからだ。

そこで気づいた。

競技力を向上させるためのスポーツは
感覚だけでやってはいけないのだと。

感覚だけで行なった場合は、トップにはいけない
のだと初めてわかった。

正直、今まで、考えてスポーツをしてきたつもりだったが
「自分なりに」だった。
考える → 実践 → 考える → 実践
という風にやってきたが足りなかった。

勉強 →  考える → 実践 → 考える →  勉強 → 考える → 実践
という風に行うべきだった。
このことに気づくのが後10年早かったなら、、、。
もっと結果を残せただろう。 

このことに気づいてから
その人の競技の話を聞いたら、その人の競技力を
見なくても大体わかるようになってきた。
考えている深さが異なるからだ。

今年度わかったことを少しだけ述べておく。

①当たり前だと思ってはいけない

誰かが言ったからそれが正しいと思い込むのは
よくない。もちろん間違っていると思うのもよくない。
それは新しい知識として取り入れ、
そこから自分なりに発展させる作業が必要だ。
ここは必要だ、ここは自分には不要だ、
必要かどうかわからないから一回やってみようなど。

また、言われた通りにやってみてできる人というのは、
実は言葉だけを聞いている訳ではない。
見本を見してもらった時に、「こんな感じ」
だろうとイメージしている。そして言葉で説明してもらい
「やっぱりそうだよね」と感じていたりする。
こうなると一発で大体できる。
ただ「こんな感じ」がイメージできない時は
全くできない。
やらなくてもできないことがわかっている感じになる。
結局自分の体なのだから自分で考えないといけないのだろう。

②体全体・角度・方向・重さ


まず運動を体全体を使うようにしなければ
正解の動きとは程遠い。
一番力があるところはどこなのかから勉強し、
手や足の筋肉を過緊張させないようにするように
する必要がある。
力まないのはなぜなのか考えるべきだろう。

そして、運動する上で気をつけるべきことは
角度と方向と重さだと気づいた。
体をどっちの方向に動かしたいのか、ということは
どの方向に力を加える必要があるのか、
重さをどうやって軽くするのか、利用するのか。
これらのことは、筋肉鍛えるよりも、
筋肉頼って運動するよりも、大事なことだ。

こんなことを考えていくと
どのスポーツも本質的に正解な動きに
近づくのではないのだろうか。

そしてどうすれば良いのかわかんない時に
勉強するのである。
トップアスリートが実は頭が良い人が多いのは
こういうことだろう。
頭がよくない人もいるじゃん。
そう思ったあなたは、頭がよくないと思う人の話をぜひ聞いてほしい。
学校の勉強はわからなくても、競技に対する知識はとてつもないだろう。
言葉で表現できるかできないかは人によるが。

今述べたことが全て正しいとは思っていない。
私も勉強中なので
来年には、考えが変わっているかもしれない。
今気づいてことを述べているだけである。
いつか、正解がわかった時に誰かの役に立てるように
残していきたい。

p.s. こんなこと書いといてなんだが、なぜ辛いことしてまで
「スポーツで勝ちたいと思う人が多いのだろうか」
とふと疑問に思った。






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