ブログの立ち位置を定義する 〜読みたいことを、書けばいいを読んで〜

自分自身の文章力を上げるために、本屋で参考になりそうなものを探していて、この本を見つけました。

最後まで読めていませんが、基本的な考え方を中心に書かれていて、ブログにおける自分の立ち位置を再確認できました。

自分が読みたい文章を書く

序章に書かれている「自分の思いを届けたい」や「上手な文章の作法を身につけたい」のふたつが、自分の今の願望をよく表していました。

ところが、こういう目的意識なり考え方が、最終的に人に読んでもらえない文章になる要因とのことです。

これらの根底にある他人評価に依存した考え方ではなくて、自分が本気で読みたいと思える文章を書くこと、が抜けているのだと思いました。

つまり、自分の中で定義をしっかり持つことで、自分がブログを書く目的や方向性を見失わずに済むのだと思います。

自分のフィールドを知る

文章を書くことで、自分のペースで思うことを自由に表現したい。それがブログを始めた理由でした。ただ、文章を書くという言い方だけでは曖昧さが残るので、もう少し明確にできたらいいなと考えていました。

この本の中で、文章には「事象について書いた文章」と「心象について書いた文章」ふたつがあると書かれています(以下引用です)。

事象を中心に記述されたもの、それは「報道」や「ルポルタージュ」と呼ばれる。
心象をメインにして記述されたもの、それは「創作」や「フィクション」と呼ばれる。
事象寄りのものを書くのならば、それは「ジャーナリスト」や「研究者」であり、心象寄りのものを書くのであれば、それは「小説家」や「詩人」である。

そして、事象と心象をうまく織り交ぜたものを「随筆」と呼んでいます。両者のいいとこ取りとバランス感覚がポイントです。

昨年に新たに作ったマガジン「イベントレポート」は、事象と心象のバランスをよく取れているので、随筆に近いところだと思います。

その他の記事は、一方の度合いが強く出ているので、随筆とは分類が異なるかもしれません。

例えば、こちらの記事は、本で言うところの創作になると思います。自分はあまりこういう類の記事は書かないので、貴重な感じがします。

定義をはっきりさせる

人から聞いたり本などを読んで知り得たことを、自分なりに再定義すること。これが読んでもらえるためのポイントだそうです。

休日を利用してイベントに参加することが多く、その度に記事を書くようにしていますが、新しい感性なり価値観に触れることが楽しい。それを踏まえてると、ブログ(イベントレポート)は、新しい自分と出会える可能性の場所です。

言葉を丁寧に自分なりに再定義することで、モチベーションも上がりますし、より深みのある内容を書くことができる。そんな気づきも得られました。

おわりに

自分のブログの立ち位置について書きました。今後も新たな自分を見つけるために、自分はブログを続けていきます。新年に入りまして、そろそろイベントレポートの方も再開できそうです。

事象と心象のバランスを取りながら、自分なりにアウトプットの道を突き進んでいきたいですね。




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